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異種族研究所にて

第13話 - 第12話

741

2025年03月31日

#BLあり？

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#ぐちつぼ

#日常組

#ワイテルズ

単細胞の能無し

…はぁ？

いや、いやいや、何言ってんのお前

俺が異種化するわけないじゃん

そうか？じゃあ試してみるか？

はぁ？

“青腕”、あそこの本を取ってくれ

は？何言っ……て…

青腕

……

青腕はゆっくりと本を取り、ぐちつぼへ手渡すと消えていった

……どう？まだ言う？

……とりあえず、話そうか

……

重い空気の中、カップに珈琲を注ぐ音だけが響く

ん、

あざーす

…で、なんで分かったの

あぁ、もう認めちゃうんすね

これ以上は無理でしょ

流石の馬鹿も分かるわ

その馬鹿ってんのが俺じゃない事を祈るぜ

というか、多分全員気づいてるぞ

あの職員2人はどうか知らねぇけど

……マジ？

なんでだよ、てか前って、

俺つい昨日異種化したんだけど

自覚したのが昨日だったんだろ

前々からゆっくりと異種化してってんだよ

というか俺、ずっと青オニーサンって言ってんじゃん

あ、それ青鬼って事なの!?

おん、

青鬼と青井兄さん混ぜたやつだぜ

分かりずれぇ……

てかなんで俺が青鬼の異種で青腕の事も知ってんだよ

それ教えろ

……えーと、誰だっけ……あの女みたいな

……たらこ？って方？

あぁ、ソレ

ソイツが帰り際になんか言ってたんだよ

それ聞いたらなんか…変な記憶…？みたいなのが

……厨二病か？

ちげぇわ!!

それで！その内容がお前に似たヤツの事だったんだよ！

…詳しくお願い

……おう、

少し長くなるが……

いいよ、お願い

古い屋敷の一室にお前(青井)みたいな見た目のが居たんだ

その部屋の入口の襖には赤い札が沢山貼ってあった

その札は部屋の中にも多く散らばっていて君が悪かったぜ

視界が動けるみたいで周りを見渡したらグッタリとして動かない人が倒れていたり

東国の武器、“日本刀”ってヤツか？それが畳に刺さってたり、悲惨な状況だったな

そんな空間の奥、お前みたいなヤツは座り込んでいた

？？

……

ソイツは見た目こそ人だったが明らかに“人では無いナニカ”があった

ソイツはブツブツと何かを言い続けながら自身背後から出ていた青腕の中に包まれてた

？？

青腕……

？？

人外…

？？

はじまり……

ソイツは断片的で繋がりのありそうな言葉を並べているだけのようで

その目には何も映らず青く濁っていた

そして最後にソイツは

？？

全部、俺のせいだ…

そう言った

俺が分かるのはここまで、

…全部俺のせい……

や、やめろよ、なんか蘇ってきそう

あぁ、ごめんごめん

にしてもこの青腕ってやつお前にも反応すんのか

制御出来ない、ってそう言う事だったのかよ

とりあえず、なんか知りたいなら

たらこ？ってヤツに聞けばいいんじゃないか？

もしくは、ソレ

青腕

……

お前、いつの間に……ひっこめ

あとはしーらね

でも、

ん？

なんか、大変なら手伝ってやる

……

ツンデレ？需要無いぞ？

うるせぇ！親切心だっ！

ぐちつぼは珈琲を一気に喉に流し込むと部屋から去った

……聞いてみろ、ねぇ

そう簡単に会える相手じゃねぇんだよなぁ……

その時、無線からトラの声が聞こえてきた

「青井さん、また……」

「え？もしかしてあの、限界国軍の方？」

「はい……」

(えぇ……ナイスタイミングがすぎるでしょ)

「分かった、何人？前来た方だけなら院長室にお願い」

「そうですね、その御二方です」

「とりあえず院長室にあげますね」

(……なに？なんか仕込んであるの？)

なんでこうも都合いいんだ…

青井はコーヒーカップを片付けると新しくお茶を用意した

……話したらどういう反応するかな…

それによっては、色々と……

部屋は静寂に包まれ、2人が来るまで重い雰囲気がただよっていた

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赤い札の謎完全ではないけど解けたわんでもって青腕は他の人でも反応すんのかい！でも似た人ってらっだぁの前世だったり？

単細胞の能無し

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