美優
うーん…俊に告白したいな…でもどうやって告白しよう…
美優
こう言うとき頼れるのはやっぱ友達だよね…
美優
ちょっと茜に相談してみようかな
美優
茜ー!いるー?
茜
お?どうしたん?美優。
美優
えっ…えーと…その…
茜
なぁに?ちゃんと言わなきゃ
美優
あ、あのねっ!私俊に告白したいのっ!
茜
おー!ついに!?
美優
う、うん
茜
そんで?告白の相談と?
美優
そうなの…どうやってすればいいか…
茜
私は告白の仕方は教えないよ
美優
…え?
茜
私は教えるんじゃないの。
茜
これは美優の告白なんだよ。
茜
美優らしい告白をしな!
美優
そんなこと言われても…
茜
あのね。確かに私は協力したいし手助けもしたい
茜
でもね。私は美優にちゃんと考えて欲しいの
茜
恋心っていうのはとても大事なことだから
美優
うん…そうだよね…
美優
うん…私わかんないけど!私らしくってことだね!
茜
うん。頑張れ美優。
美優
ありがとっ!なんか掴めたかも!
茜
それは良かった
美優
やっぱ友達…うぅん。親友の茜に相談して正解だった!
茜
照れるなぁ笑
美優
ふふっ!行ってくるね!
茜
行ってらっしゃい
美優
あんなこと言ったけどやっぱりわかんないや…
美優
はぁ…気分転換に音楽室のピアノ借りて弾こうかな
美優
失礼します。音楽室の鍵を借りに来ました
先生
あれ?美優さん?どうしました?
美優
気分転換にピアノでも弾こうかなと思いまして
美優
鍵お借りしてもいいですか?
先生
えぇ。いいわよ。
先生
美優さん。悩みっていうのはね成長する一歩なのよ
美優
え?
先生
何か悩んでいるなら解決すること。それが大事
美優
は、はい…
先生
その解決のためには誰でも頼りなさい。
先生
でも最後に決めるのは
先生
「あなた」よ。美優さん
美優
…!はいっ!
美優
失礼しました!
先生
はいはい
美優
最後に決めるのはあなた…か…
美優
久しぶりにラブソングでも弾いちゃおうかな
最初の一音を弾くとしっかりと調律された音が鳴り響く
美優
〜〜♫
美優
あなたに送る〜♫恋の歌〜♫…ふぅ
俊
美優。
美優
わっ!俊!?
俊
なんか音楽室から音聴こえたからさ。来たら美優いた
美優
そっか
美優
あのね。俊
俊
なんだ?
ふわりとなびく風はまるで美優を連れ去ってしまうようだった
美優
さっき弾いてたのはラブソングなんだ
俊
おう。歌詞もそんな歌詞だったからな
美優
でね、この歌詞の意味は
美優
悩みを誰にも打ち明けられずに自分の心の中で恋心を無くしちゃったってこの歌
俊
…
美優
私はさ。
美優
この子みたいに悩みを打ち明けられないわけじゃないけど…
美優
相談してもわかんなかった
俊
うん…
美優
だからさ。私はさ?
美優
この子みたいに恋心を無くしてしまう前に言いたいの
俊
…え?
美優
貴方のことが好きです。
俊
俺からも言わせてくれ
俊
貴方が好きになる前からずっと貴方が好きでした
その時見えたのは夕日に照らされ輝きを増す一粒の嬉し涙だった
作者
以上です!
作者
理想の告白といえばやっぱり素直に「好きです」だよね
作者
今回の作品では
作者
音楽室で2人きりになった男女のうち片方が自分の思いを言って
作者
その思いに対してもう片方がしっかりと自分の意思も伝えるという…
作者
なんとも難しい設定でしたね。すいません笑
作者
ロマンチックに夕日とかそういうのもいいと思います
作者
では編集部さん。閲覧者様。どうだったでしょうか!
作者
面白かったと言ってくれれば幸いです!
作者
ここまで見てくれてありがとう!
作者
(=´∀`)人(´∀`=)ばいちゃ!