犬月 紅煉
(さてさて、あの2人は
どうなってるかなー)
どうなってるかなー)
屋上の扉を開ける
犬月 紅煉
あらら…色々
破壊されてんじゃーん。
破壊されてんじゃーん。
奥で2人が やり合っている
犬月 紅煉
(盛り上がってんねぇ)
犬月 紅煉
(このまま邪魔するのは
なんかなぁ…)
なんかなぁ…)
犬月 紅煉
(ここに座っとこ。)
犬月 紅煉
えーっと…
お菓子お菓子…
懐を漁る)
お菓子お菓子…
懐を漁る)
ガチャ…
犬月 紅煉
(ポテ○でも
食べよっと。)
食べよっと。)
桜 遥
お前…っ!
犬月 紅煉
桜…勝ったんだな
その感じ
その感じ
犬月 紅煉
棪堂、言っただろう?
お前は負ける、と。
お前は負ける、と。
棪堂 哉真斗
…あぁ、
見事に負けたわ。
見事に負けたわ。
棪堂 哉真斗
それにしても…
焚石の
あんな楽しそうな顔…
見たことねぇよ…
焚石の
あんな楽しそうな顔…
見たことねぇよ…
犬月 紅煉
…うるさい、観客は黙って
この試合を見てろ。
ほら、ここ座りな。
この試合を見てろ。
ほら、ここ座りな。
桜 遥
…お前は
驚かないのか?
驚かないのか?
犬月 紅煉
なにが?
桜 遥
梅宮の…あれ。
犬月 紅煉
別に、なんなの
昔っからでしょ。
昔っからでしょ。
棪堂 哉真斗
あんた…なんでも
知ってるんだな…
知ってるんだな…
棪堂 哉真斗
えっとぉ…
犬月 紅煉
犬月 紅煉。
棪堂 哉真斗
犬月…犬月…
俺らのところに
来ねぇか?
俺らのところに
来ねぇか?
犬月 紅煉
……そうだね、
防風鈴に飽きたら…ね。
防風鈴に飽きたら…ね。
桜 遥
おい!
犬月 紅煉
だけど!そのかわり…
犬月 紅煉
私と喧嘩して負けたら
その話は…なし
その話は…なし
棪堂 哉真斗
あぁ……っ!
絶対やろうな!
犬月ぃ〜っ!
抱きつく)
絶対やろうな!
犬月ぃ〜っ!
抱きつく)
犬月 紅煉
邪魔。
押しのける)
押しのける)
棪堂 哉真斗
お前、犬って
漢字があるくせに
人懐っこくねぇな。
漢字があるくせに
人懐っこくねぇな。
犬月 紅煉
うるさい、今から
殴ってもいいんだよ。
殴ってもいいんだよ。
棪堂 哉真斗
え?!殴って
くれんのか?!
くれんのか?!
犬月 紅煉
=͟͟͞͞(꒪⌓꒪;)引。
犬月 紅煉
お前、そういう
変態だったのか…
変態だったのか…
犬月 紅煉
…あいつを見ていると
思い出すな…((ボソッ…
思い出すな…((ボソッ…
桜 遥
?
桜 遥
(あいつって…?)
バタンッ!!!!! (梅宮が倒れる)
梅宮 一
……。
倒れている)
倒れている)
桜 遥
……っ!
棪堂 哉真斗
👏👏)
棪堂 哉真斗
ありがとう…梅宮!
最高の勝負だったよ…!
最高の勝負だったよ…!
焚石 矢
…もう終わりか。
焚石 矢
久しぶりに
楽しかったのに
楽しかったのに
焚石 矢
……梅宮
棪堂 哉真斗
っ?!
棪堂 哉真斗
焚石…お前…
名前…
名前…
桜 遥
ドンッ!)
地面を叩く)
地面を叩く)
桜 遥
終わってねぇよ
桜 遥
どんな困難にも
理不尽にも
不条理にだって
理不尽にも
不条理にだって
桜 遥
お前は…
犬月 紅煉
負けないんでしょう
梅宮 一
ピク)
立ち上がる)
立ち上がる)
焚石 矢
?!
棪堂 哉真斗
?!
梅宮 一
ふっと笑う)
棪堂 哉真斗
ま…じか
まだ立てるのかよ…
まだ立てるのかよ…
棪堂 哉真斗
いや…そうじゃなきゃ
焚石の世界に
入れねぇよな。
焚石の世界に
入れねぇよな。
犬月 紅煉
さて…と、お菓子も
尽きたところだし
尽きたところだし
犬月 紅煉
桜、棪堂。お前ら
怪我を見せてみろ。
怪我を見せてみろ。
犬月 紅煉
簡単な手当だけは
できる。
できる。
桜 遥
はぁ?!/////
い、いやっ!
いいって!
い、いやっ!
いいって!
棪堂 哉真斗
お!ほんとか!
いいのか?!
いいのか?!
犬月 紅煉
変態に
怪我の手当をするのは
少々気が引けるけどね
怪我の手当をするのは
少々気が引けるけどね
犬月 紅煉
(空が怪しい…雨が
降ってきそうだな…)
降ってきそうだな…)
ザーーーーーーー (雨が降ってきた)
犬月 紅煉
(傘を用意しといて
よかった…)
よかった…)
犬月 紅煉
(濡れるのは
ゴメンだからね)
ゴメンだからね)
犬月 紅煉
(さてと…そろそろ
勝負着くかな。)
勝負着くかな。)
梅宮 一
なぁ…焚石
これからたくさん
話そうな…
これからたくさん
話そうな…
梅宮 一
(°ε°((⊂(`ω´∩)
焚石 矢
(○゚∀゚)ガハッ∵∴
焚石 矢
バタンッ!)
梅宮 一
……。
バタンッ!)
バタンッ!)
棪堂 哉真斗
……。
桜 遥
……。
梅宮 一
どうよ…焚石
焚石 矢
…あぁ
お前の勝ち…だ。
お前の勝ち…だ。
梅宮 一
……はぁ…
しんど…
しんど…
犬月 紅煉
梅宮に近づく)
犬月 紅煉
あんたたちが
1番、重症だね。
1番、重症だね。
犬月 紅煉
全く…なんで男って
そんなに怪我するんだよ…
そんなに怪我するんだよ…
犬月 紅煉
あーあ、この世の中に
まともな男って
居ないのかね。
まともな男って
居ないのかね。
棪堂 哉真斗
ここにいるぞ
俺とか。
( ´罒`*)ニカ
俺とか。
( ´罒`*)ニカ
犬月 紅煉
あんたは嫌い。
傷の手当完了
焚石 矢
帰る。
動けない、おぶれ
動けない、おぶれ
棪堂 哉真斗
はいはい。
焚石をおぶる)
焚石をおぶる)
梅宮 一
棪堂も…またな…
棪堂 哉真斗
?!
棪堂 哉真斗
やっぱ、お前
イカれてんな
イカれてんな
犬月 紅煉
あんたも
似たようなもんでしょ。
似たようなもんでしょ。
梅宮 一
焚石も
約束忘れんなよ
約束忘れんなよ
棪堂 哉真斗
じゃあな〜♡
桜ぁ♡犬月ぃ♡
桜ぁ♡犬月ぃ♡
ふたりが去る