伯玖(はく)
俺は今非常に困っている……
あ〜…色々抜けたな?
俺は今任務中なんだ、で…その任務中で今…後輩で今まで世話になっている奴とは今別行動中なんだが…何故かそいつが今目の前にいる
伯玖(はく)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
キョトンと間抜け面を浮かべるこの後輩は…本物か……偽物か…
伯玖(はく)
冬華(とうか)
そう言って瓶の中に入っている怪異を差し出して来た
冬華(とうか)
伯玖(はく)
後輩はニコニコと笑いながら俺の傍にテチテチっと近付いてきた
冬華(とうか)
「頑張ったんだぜ?」みたいな顔をしながらドヤ顔……
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
咄嗟に冬華から距離を置く
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(?)はキョトンとしながらオロオロとしている
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
冬華(?)は舌打ちをしその姿を変えた
冬華(?))幻覚が解けちゃった…つまんないの〜
伯玖(はく)
冬華に化けていた…いや、俺が勝手に冬華と認識していた奴は語り出した
冬華(?))私ねぇ?好きな相手に化けるっていう性質があるの
冬華(?))貴方、冬華って子が好きなのね?たまたま貴方が誰も好きじゃなかったら私はこの姿のまま前に居たわよ?
伯玖(はく)
冬華(?))うふふ笑ホント青春をしている男をからかうのは面白いわね笑
怪異は俺の後ろに抱きついた
冬華(?))アタシなら貴方の望む好きな子になるわよ?どんないやらしい服でも…どんなエッチなことでも……ね?
伯玖(はく)
振り払い距離をとる
伯玖(はく)
冬華(?))あらあら、振られちゃった笑
怪異は笑いながらその姿を消した
伯玖(はく)
髪を掻き乱すと後ろから声を掛けられた
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華は後ろから俺を抱き締め「ねぇ見て見て先輩!怪異捕まえた!」とキラキラの笑顔を向けて来た
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
キョトンとしながら「それより先輩怪我してません?」と聞いてきた
伯玖(はく)
冬華(とうか)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
伯玖(はく)
冬華(とうか)
嬉しそうな顔を浮かべているが…俺の大好きはそんな…安いものじゃない……そう改めて思った