一覧ページ

巡る運命の輪

第10話 - 2つの景色

2024年10月18日

#女子研究大学

#転生

#ニキ×キャメ

ゆかりん

しばらくどんちゃん騒ぎで楽しんでいたがそれぞれ帰ることに

しろせんせー

んじゃ、俺ら帰るでな

りぃちょ

2人ともまたねー

18号

お邪魔しましたー

キャメロン

また撮影で！
いつでも遊び来てねー

ニキ

気をつけて帰れよー

キャメロン

はぁ、楽しかったね〜

ニキ

な？
言ってよかっただろ？

キャメロン

うん、偏見なく受け入れてくれるのって嬉しいね

ニキ

まさかアイツらも付き合うことになってたとは思わなかったけどな

キャメロン

そう？
俺はそうなると思ってたよ？

ニキ

キャメってそういう勘だけはいいよな
普段ちょいちょい天然発動するのに

キャメロン

え、そうかな？

ニキ

ま、そんなとこも好きなんだけどw

キャメロン

すぐそういうこと言う…///

ニキ

あははっ
かわいいなぁ

キャメロン

年上の男捕まえて可愛いは無いでしょ///

ニキ

んー？
俺にとっては可愛いの♡

キャメロン

はいはい
今日は泊まっていく？

ニキ

キャメがいいなら♪

キャメロン

俺はいいよー？

ニキ

どういう意味かは…わかって無さそうだからいいや

そのつぶやきの意味がよく分からないと言いたげに首を傾げキョトンとしている

ニキ

ま、ゆっくりでいいか

キャメロン

うん？
よくわかんないけどとりあえずゆっくりしていって

ニキ

そーする

18号

それじゃ、私こっちだから
2人ともまたねー

しろせんせー

おー、気ぃつけて帰れよー

りぃちょ

じゅはち、またね〜！

そうして別れたと思えばサッと手を繋がれる

しろせんせー

っ！？
おい、りぃちょ…！

りぃちょ

なに〜？

しろせんせー

手…！///

りぃちょ

別にいいじゃん
恋人同士なんだしさ

しろせんせー

下手したら誰かに見られんで？
それこそリスナーとか

りぃちょ

んー？
俺は気にしないよ？

しろせんせー

ったくお前は…

りぃちょ

でも、満更でもないでしょ？w

しろせんせー

うっせぇ…///

りぃちょ

ふふっ
こうやって手を繋いで歩くのも、馬鹿みたいな会話できるのもすごい幸せ

しろせんせー

よぉそんな恥ずいことを

りぃちょ

本当のことだもん♪

しろせんせー

へいへい

そうしてしばらく無言で歩いていると

りぃちょ

あのさ、本当に俺でよかったの…？

しろせんせー

は？

りぃちょ

だって、付き合おうかとは言われたけど、まだ1回も好きって言われてないし…

しろせんせー

あ、それは…

りぃちょ

付き合い始めた日から嬉しいのと同時に不安なんだ…

りぃちょ

好きとか言ってくれないしスキンシップだって全部俺からで…

りぃちょ

まだニキニキのことが好きなのかな？とか、俺が告ったからそんな気になってるだけなんじゃないか？とか

しろせんせー

りぃちょ…

りぃちょ

もちろん付き合ってくれて凄く嬉しいよ？
でもどんどん欲張りになっていって…

しろせんせー

あぁーーくそっ！
ちょぉこっち来い

りぃちょ

え？
わぁ！

突然手を引かれ連れてこられたのは人気の無い路地裏

りぃちょ

え、ちょっ…なに！？

しろせんせー

……や

りぃちょ

え？

しろせんせー

やから…好きやて…///

りぃちょ

い、いきなりどうしたの？

しろせんせー

お前が言うたんやろ？
好きって言われてないて///

りぃちょ

そ、そうだけど…

しろせんせー

俺かて伝えようと思ってんねん

しろせんせー

けどいざってなるとその…
気恥ずかしくて、やな///

りぃちょ

そ、なの...？

しろせんせー

そういうお店でとか、一夜限りのってやつばっかやったからちゃんと付き合うってほぼ初めてやねん…///

りぃちょ

うそ…

しろせんせー

こんな嘘つかん
嘘やったら俺ただの痛いやつやで…

しろせんせー

ちゃんと伝えてなかったのはすまんかった…

しろせんせー

不安にさせたんは謝る
けどな、誰でもお前みたいに思ったこと相手に伝えられるとは限らんねん

りぃちょ

うん…

しろせんせー

俺かて、りぃちょが好きや言うてくれんもは嬉しいし応えたいと思っとる

しろせんせー

やけどな？
気恥ずかしくて、なかなか言葉に出来んねん…

りぃちょ

うん…

しろせんせー

これからはなるべく言えるよう努力する
けど、こればっかりは性分やから治るかわからん

りぃちょ

うん…

しろせんせー

それでも伝えられるようにするから
そんな不安がらんと自分が彼氏や思っとってや

りぃちょ

うん…！(ｸﾞｽｯ)

不器用ながらも気持ちを伝えてくれたことが嬉しくて涙が溢れてくる

しろせんせー

ったく、すぐ泣きよる

んっ！と手を大きく広げこっちに来いと合図するそれに答えるように胸に飛び込む

りぃちょ

うぅ…くっ…ふっ

しろせんせー

すまんな、不安にさせて

りぃちょ

ううん…ﾋｸﾞｯ

しろせんせー

なぁ、今日家に泊まって
行かん？

りぃちょ

へ…？(ｸﾞｽｯ)

しろせんせー

その…りぃちょが嫌やなければもうちょい一緒におりたいんやけど…///

りぃちょ

うん…うん！
泊まり行く、せんせーともっと一緒にいたい！

しろせんせー

なら、ほら

りぃちょ

へ？

しろせんせー

手、繋がんの…？///

りぃちょ

つ、繋ぐ！

ぎゅっと強く手を握り笑みをこぼす

しろせんせー

あはははっ
どうする、俺ん家かお前ん家か

りぃちょ

俺の家、来てくれる？

しろせんせー

えぇで？

りぃちょ

やった！
じゃあ早く行こ！

しろせんせー

へいへいw

りぃちょ

ね、せんせー？

しろせんせー

ん、なんや？

りぃちょ

大好きだよ♡

しろせんせー

お、おう…///
俺も、好き…やで///

りぃちょ

ふふっ
せんせー真っ赤っかw

しろせんせー

うっせ…///

照れながらも繋いだ手そこから伝わる互いの体温に安心感を覚えながらゆっくりと夜の街を歩いていく

巡る運命の輪

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

ゆかりん

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。