TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

 

 

et

はぁ…ねむ…

1ヶ月間の休み

動いていなかったら1ヶ月後大変なことになりそうだったから

家の近くを散歩している

et

(動かないよりはマシだよね)

 

それにしても、最近…yanくんと会ってないなぁ…

店長とは、会えなくてもよく連絡しているけど

yanくんとは、連絡先も交換してないし…

et

(聞けばよかった)

なんて

どうせ聞けないくせに後悔して

 

et

……はぁ

目線を下にしながら歩いていると

前から聞き覚えのある声が聞こえる

 

あれ…

yan

…et先輩…?

et

……えっ、?

思わず目線を前に向けると

そこには私服姿で私のことを見ている

今、一番会いたかった人がいた

et

ya…nくん…?

いざ会ってみると

驚いて言葉も出てこなくて

et

ぇっ…と…

et

…ひっ、久しぶり…!だね…っ

yan

……お久しぶりです

et

っと…会うなんて…珍しいね…!

yan

そうっすね…

yan

買い物行ってたんで…

et

あ〜、なるほどね…!

yan

et先輩は…大丈夫なんですか、?

et

……えっ、?

yan

…体調悪くないですか…?

et

あー、うん…!

et

めっちゃ元気っ!

yan

……w

yan

なら…よかったです

et

……

久しぶりに見た

yanくんの笑顔

et

……w

よかった…それに

なにより…嬉しい

yanくんの笑顔が見れてよかったし…

et

…yanくんに会えて…よかった…

yan

……えっ…?

yanくんの戸惑った表情を見て

思わず口が滑ってしまっていたことに気づく

et

……ぇあっ…えっと〜っ…

やばい…これ…

遠回しに『yanくんに会いたかった』って言ってない…!?

どうしよう…言い訳…言い訳っ…

et

あっ…のね、っ

et

最近人に会えてなかったからっ、寂しかったんだよね…!?

半分嘘で、半分本当

 

どうしよう…バレてない…よねっ…!?

yan

……

et

っ…

yan

……そうだったんですね

et

……ぇっ…

yan

……俺も

yan

et先輩に会えて、嬉しいですよ

et

っ…え…

yan

元気そうで、安心しました

et

…あぁ…

そっか、そうだよね

一瞬でも勘違いしてしまった自分がいることが恥ずかしい

yan

…でも、会えて良かったです

yan

寂しかったんですよね、?

et

へっ…ぇっ…と、

et

…はい…

一度言ってしまったこと

今さら嘘だったなんて言えない

yan

……なら、連絡先交換しときません?

yan

…いいですか?

et

ぇあっ…もっ、もちろんっ…!

yan

…ふふっ…よかったです

そう言って、yanくんが柔らかく微笑む

et

……

…顔、本当に整ってるんだよな…

目も見入っちゃうくらい綺麗だし…

yan

……et先輩…?

et

ぇっ…あはい…!

yan

…ぼーっとしてますけど…大丈夫ですか…?

et

あっ…うん…!

et

ちょっと眠くてっ…

嘘…私yanくんのこと見つめてた…?

yan

…それなら大丈夫ですけど…

 

連絡先を交換し終わり

そろそろ別れるような雰囲気になる

yan

……じゃあ…これで…大丈夫ですね

et

…うん、

もう少し話していたいなと、思ってしまう自分がいる

yan

……

yan

…実は俺、前からet先輩に会いたいと思ってたんです

et

……えっ…

yan

……心配だからとかじゃなくて…

yan

……et先輩の顔が見たい、話したいって思ってました

et

……っ…

ドクドクと心臓の音が高まる

息をすることを忘れてしまうくらい

心臓の音がうるさくて、yanくんにまで聞こえそう…っ

et

……っ…

私は…どうなんだろ

確かに…会えて嬉しかったし…

この前とかyanくんのこと頭によぎってた

 

あぁ…そうだ

私も…yanくんと同じ気持ちだ

でも…

et

…っ……そ、う…

「私も…!」だなんて

可愛いこと言えないから

「嬉しい…」だなんて

あざとくできないから

et

……そうなんだ…

yan

……はい…

et

…ありがとね

そう言って、無理矢理口角を上げる

yan

…はい…

yan

…でも、俺が言いたいのはこれじゃなくて

et

……えっ…

yan

……

yan

……et先輩が、寂しいと思ったら…

yan

……友達とか、ur…とかじゃなくて

yan

……俺に、連絡してきてください

et

……っ…え…?

yan

……et先輩の寂しさの分、俺が埋めますから

et

…っ……は…っ

yan

……なんてね

ふっとyanくんが優しく笑う

yan

…冗談っすよ

et

……冗談…?

yan

……はい

yan

…寂しい時、話し相手がいなかったら、俺に連絡してくるぐらいで大丈夫なんで

et

……

…なんで…冗談なの…

…冗談じゃなかったら…よかったのに…

et

……冗談なんて…言わないでよ…

ボソッとそう呟く

yan

……はい?ごめんなさい、なんて言いました…?

et

……ううんっ、なんでもない、っ

et

ほんとにどうでもいいことだから…っ

どうでもよくない

yan

……そうですか?

なんで…冗談言ったの…

yan

……んじゃあ…そろそろ…

本気にしちゃうかも、しれないじゃん…

et

……

yan

……et先輩…?

et

……

et

……あと少しだけでいいから、話してたいな

yan

……えっ…?

yanくんが大きく目を見開いて

戸惑った表情が見える

et

……なんてね

et

冗談だよ

yan

……えっ…

et

……それじゃあねっ、yanくん…っ

そう言って、yanくんを通り過ぎて走る

 

これで…今のyanくんの気持ちが…

私と、同じ気持ちになったらいいのに

 

…って…

et

なに馬鹿なこと期待してんだろっ…(笑)

 

 

 

 

 

yan

……は…え……

何…あれ……

yan

……

俺は、本気で思ってたことを誤魔化すために冗談って言ったけど

……et先輩の…もっと話してたい…は…

……本心なの…?

…それとも…俺のことをからかうような意味だったの…?

yan

っ……

もし…あの時、et先輩が冗談って言わなかったら

…俺も、実はそう思ってたって

言ってただろうな

 

yan

っはぁー…

頭をガシガシと掻いて、また歩き始める

 

想いを寄せている人から、あんなこと言われるなんて…

yan

……可愛…かった……

あんなことをet先輩から言われるのは、俺だけでいいのに…

…って…何考えてんだろ

yan

っ…はー…くっそ……

どうにも、et先輩といると調子が狂う

 

 

 

コンビニアルバイト

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,702

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚