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めっちゃ素敵✨ 狼さんの心情の表し方天才的すぎる
第二章 ぬくもり
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短く答える。 それだけの会話なのに、 妙に息が詰まる。 ――近い。 隣を歩いているだけなのに、 匂いが離れない。 甘い。 頭の奥が、じわじわ痺れるみたいに。
ak
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適当に返す。 会話を続ける気なんてないのに、 あっきぃは気にせず話しかけてくる。
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ak
くすっと笑う声。 その無防備さが、やけに引っかかる。
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ak
軽い。 全部が軽い。 命の重さすら分かっていないみたいに。
ak
ふと、距離が縮まる。 俺の腰あたりに小さな肩が かすかに触れた。 ――っ。
ak
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反射的に言葉が出る。
ak
そう言いながらも あっきぃはあまり距離を取らない。 ほんの少しだけ離れて、また並ぶ。 意味がない。
ak
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短く答える。 あっきぃは少しだけ考えて、 それからにやっと笑った。
ak
pr
言葉が詰まる。
ak
覗き込むように顔を寄せてくる。 近い。
pr
低く言う。 本当のことだ。 一番危ないのは、自分だ。
ak
あっきぃは目を丸くして、 それから少しだけ嬉しそうに笑う。
ak
pr
ak
――。 言葉が出ない。
ak
小さな手に腕が軽く引かれる。
ak
だから簡単に言うな。 そんなこと。 また喉がひりつく。 守るってことが、どういう意味か。 こいつは、分かってない。
pr
それだけ返す。 それ以上、何も言えない。
ak
あっきぃはあっさり引き下がる。 でも。
ak
また一歩、近づく。 今度は、完全に肩が触れる距離。
ak
――なんで。
pr
拒めない。 拒めるはずなのに。
ak
嬉しそうな声。 そのまま、離れない。 ずっと、隣にいる。
ak
pr
ak
不意に、指先に触れられた。 ――っ。
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思わず、強く振り払う。 あっきぃの手が離れる。
ak
小さく言われて、息が詰まる。 違う。 そうじゃない。
pr
低く言う。
ak
素直に頷く。 でも。 少しだけ、寂しそうに笑った。 その顔を見た瞬間、胸の奥がざわつく。 ――なんでそんな顔する。 触れられたくないのは、 こっちの問題だ。
pr
沈黙が落ちる。 重い。 さっきまでの軽さが、嘘みたいに。
pr
気づけば、手を取っていた。
ak
あっきぃが目を瞬く。 細い手首。 簡単に折れそうなほど、頼りない。
pr
言い訳みたいに言う。 握る力を、少し強くする。
ak
あっきぃは、少しだけ笑った。
ak
pr
あっきぃが握られたまま、 軽く指を返してくる。
ak
――。 心臓が、強く鳴る。 触れている。 直接。 体温が、伝わる。 鼓動が、近い。 ――やめろ。 やめないと。 分かってるのに。 手を離せない。
pr
息が荒くなる。 匂いが、強すぎる。 近すぎる。 限界が、近い。
ak
不安そうな声。 それでも、手は離さない。
pr
絞り出す。
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ak
あっきぃは素直に頷く。 そのまま、手を握り返す。 逃げない。 離れない。 それがどれだけ危険かも知らずに。 ――俺はもう、とっくに。 分かっているのに。
pr
小さく吐き捨てる。 聞こえないくらいの声で。 それでも、手は離さない。 離せない。 初めてのこの温度を。 この匂いを。 この存在を。 喰わない代わりに ただ、抱え込むみたいに 森の奥へと、歩き続けた。