生徒会長、実は俺様でした。

現在、生徒会長が椅子に座って 俺が机越しに立ってる状態。

このアングル会長の子と見下ろせていいな。 なんか優越感あるわ。

俺はできるだけ不機嫌そうに問う。

すると、

ガタッ

会長は立ち上がり、俺のほうに近づいてくる。

と言っても近づいてくる。

このままキスとか絶対いや。

俺も後ずさりするが、

トンッ

すぐに背中が壁にぶつかる。

やばい、もう逃げられない。

ドンッ

思わず変な声が出る。

え、俺今コイツに壁ドンされてる？ キスされるかもしれんから横向いとこ...

グイッ

絶賛 壁ドン＆顎クイ状態のないこちゃんです((

いや、こんなマンガみたいなことある？？！

なんて考えていると、会長の顔が近づいてくる。

耳元で囁かれ、甘い声を漏らす。 やっべ。

てかなんでこんあイケボなんだよ。 腹立つな。しかもキャラ変しすぎだし

かわい子ぶる生徒会長。

あー キモ。こんなんが学校の代表でいいんか？ てかぜってー噓だろ。しばき倒すぞコラ

じゃなくて 好きな子て。俺のこと？ お前まさかゲイやったんか？ もしそうなんやったら学校中に広めてやろうかな

と教室に帰ろうとする。

チュッ♡

え、まって？ もしかして今 俺の ファーストキスコイツに奪われた？！

やべっ。バカって言っちゃった。

ニヤリと不敵な笑みを浮かべる会長。

なんか嫌な予感するんだが...

背筋がぞくりとした

チュッ♡

ﾁｭｸｸﾁｭﾚﾛﾃﾁﾞｭﾙﾁｭﾌﾟｸﾁｭﾁｭﾙﾁｭｯ♡

は？ え？ もしかして今Dキスしてる？

え、コイツキモ((　マジ最悪なんだけど。

でもっ、きもちぃっ、かもっ//

やばい。息苦しいっ... こういうときどうすればいいんだ？ えーっと、、、

ﾄﾝﾄﾝ

軽く背中をたたく

パッ

あ、やめてくれた。よかった～

余裕のなさそうな顔の会長。

えー、、、おそらくこの度、 俺の平穏な高校生活終了のお知らせ。

～♡～♡　三話に続く　♡～♡～