テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
アラン
テオ
アラン
まずい、泣いてたのバレる。
僕のほうに来て顔を覗き込もうとするから、慌てて払いのける。
アラン
テオ
目を逸らしながら、机の上の文献を指さす。……アランの顔が見れないまま、僕は言葉を続ける。
テオ
アラン
テオ
心のどこかで、否定してくれないかって期待してたけど…アランの返答に胸がズキンと痛む。
テオ
テオ
言葉にしながら、ギリギリで堪えていた涙が溢れ出す。
アラン
テオ
ポロポロ流れる涙を拭うことも忘れて、僕は子供みたいに泣いてしまう。みっともないのは分かってるけど、止められない。
テオ
アラン
アラン
泣きじゃくる僕をよそに、しばらく黙って聞いていたアランはなぜか笑っている。
テオ
少しムッとして言い返すと、唇を奪われ黙らされてしまった。
テオ
アラン
唇を離し大きくため息をつくと、アランは僕をぎゅっと抱きしめる。涙でいっぱいの僕は、ぎゅっとされて少し苦しい。
アラン
テオ
アラン
テオ
アラン
テオ
びっくりして思わずアランの顔を見上げる。
アラン
泣いて赤くなった目元を優しく撫でられる。胸の奥がきゅうっとして、僕は目を細めた。
アラン
テオ
信じられない。だって君は出て行きたいんだろう?
僕の考えを察したのか、アランが続ける。優しい、落ち着いた声だ。
アラン
アラン
それは…この前僕の帰りが遅くて心配をかけたからだろうか。
アラン
少し申し訳なさそうに首の後ろをかきながら言葉を紡ぐアラン。こんな姿初めて見た。
テオ
アラン
テオ
アラン
「ずっとここに閉じ込められたら…溜まるだろ、お前はそれに付き合う義務がある」
出会った当初のアランの言葉を思い出す。
アラン
テオ
アラン
コツン、とおでこを合わせてじっと見つめられる。赤く光る綺麗な瞳に捕まる僕。
テオ
アラン
テオ
アラン
テオ
アラン
アラン
そう呟くと、ヒョイっとアランに僕の身体は抱き上げられてしまう。そのままズカズカと書斎から歩き出すアラン。
テオ
アラン
テオ
……………
………僕は早々にやらかした かもしれない。
To be continued…