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コメント
1件
え、良い✨️ この🦖⚡バージョン気になるゥ!💕 続き楽しみにしてますね❤︎
地雷注意⚠️
🌷×🐔
夜、ふと目が覚めた。
手首にひんやりとした滑らかな感覚が きっかけとなって
一つずつ現実へと引き戻されていく。
ぼんやりとした視界に いつもの天井が広がる。
まだ、微睡みの中にいたい。
そんな想いとは裏腹に
身体は1秒ごとに覚醒していく。
時計の針が動く音に身を委ねる。
今は何時か
確認しようと身を捩る
ゆあん
ゆあん
何かがおかしい
手首に違和感がある。
腕をそのまま自分の方へ寄せる...と
ゆあん
体の前に束ねられた腕を見つめる。
一瞬にして目が覚める。
🌷さんは?
隣を確認すると
当の本人は 濡れた瞳で俺を見つめていた。
憂いを帯びたような
熱を帯びたような
そんな目。
いつから?
いつから見つめられていたのか。
初めて見るその表情に
うっとり見惚れてしまう。
そんな事
してる場合じゃないのに。
何故?
そう聞きたいのに
恐れと
胸の奥から滲む
甘い期待が
声を押さえつける。
飲み込んだ言葉は
心臓に染み込んで
あっという間に心拍数を上げる。
なおきり
切なげな声で俺を呼ぶ。
🌷さんの息遣いが 荒くなるにつれて
自分の呼吸も浅くなる。
目を逸らせずに ただ見つめながら待つ。
不意に
掠れた🌷さんの声が沈黙を破った
なおきり
なおきり
ゆあん
なおきり
どんな夢?
思い出せない。
いや
確かに
最後に突いた瓦が
妙に柔らかかった。
それで
「ヴッ」って言ったような...
それは🌷さんの声だったような...
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
改めて手元を見ると
🌷さんのネクタイで縛られていた。
「イテテ」と悶える彼に
申し訳なく思いながら
何も出来ない自分に腹が立つ。
ゆあん
『罰としてしばらくソファで寝る』
という俺に
「大丈夫だから」
「此処にいて」
と手を引かれて。
大人しく隣に収まる。
『せめて、見せしめでこのままで』
と言えば
なおきり
ゆあん
ゆあん
俺の彼氏は、どこまでも優しい。
なおきり
なおきり
なおきり
ゆあん
なおきり
なおきり
柔く髪を梳かれて
優しく頬にキスが落ちる。
ゆあん
ゆあん
なんて冗談交じりに言えば
なおきり
なおきり
と、いつにも増して前のめりで。
なおきり
少し和らいだ空気に
「愛しい人を傷つけた」という
不安が軽くなった気がした。
再び「おやすみ」と 甘く囁いて眠りに落ちた。
気がついたら
また
瓦割りのシーンだ。
目の前のブロックは
10枚。
何か 大事な事を約束した気がする...
なんだっけ?
思い出せない。
また
正拳突きをしようと
腕を振り上げ...
ゆあん
何故か
腕がくっついて離れない。
ゆあん
それなら仕方がない
足でいくか?
頭突きか?
いや、頭突きは危険だ。
そうだ!
落とし猿臂(えんぴ)をしよう!
上から下に体を落とすように 打ち付けるスタイルは
今の状況にピッタリだ。
構えの姿勢を取り
呼吸を整えて
よし!打撃の瞬間に
瞬発的なエネルギーを伝えるべく
一気に体を落と_________
ゆあん
そうとした所で
背中から抱きしめられて
ハッと目が覚める。
なおきり
低く耳元で囁かれて
なおきり
謝罪を伝えたいのに
ゆあん
蚊の鳴くような声しか出ない。
まだ未遂だ。
だから許して欲しい。
なんて
言えるはずもなく。
後ろから顎を掴まれて
覆い被さるようにキスを落とされた。
が
やはり打ち身が痛むのか
息を止めて ゆっくり体制を元に戻した🌷さんに
ゆあん
ゆあん
と言ってしまえば
なおきり
なおきり
急に視界が回転したかと思えば
視界には
いつも見慣れた天井と
不敵な笑みを浮かべた 🌷さんの姿でいっぱいで。
なおきり
なおきり
不自由な手首だけが
現実に取り残されたまま
あとは全て
🌷さんに落ちてゆく夜が始まる。
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