きょ「にしても。よく覚えてたな、」
ら「忘れないでしょ。あんな大事件」
ら「俺の国も巻き込んどいてさぁ。」
ら「てか50年前じゃねぇし。 100年前以上だわ馬鹿が。」
ら「勉強不足かよ。」
ら「ったく。まじで失礼なんだからあのキモおじ」
きょ「…まぁでも。当の本人は気にしてねぇみたいだぞ?」
ら「…当の本人のことは別に気にしてないけど?」
ら「本人の気より俺の気がその気じゃないってことな。」
ら「俺だけならまだしも国全体巻き込んだのがウザい」
ら「マジ無理。」
ら「徹夜のときの俺に外交申出とか狙ってんだろ」
ら「最悪」
きょ「おめぇが悪いだろそれ」
ら「…どーでもいいけどさ」
ら「自分の父が発言した意味を理解してんのかよ。あのクソじじが。」
きょ「てか思ったんやけど。」
きょ「スケジュール管理ってさ…」
ら「?…あ、やッ……べ」
きょ「どう思ったんやろうなぁ。」
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Na「あの……外交終わりに呼び出してすみません……」
Na「ですけど。」
Na「なんで情報漏れした可能性があることをすぐ言わないんですかね??」
ら「いやほんと、ウチの幹部が……」
Na「…まぁ、ただ移行されただけのようなので攻撃されなかったので、もう別にいいんですけども。」
Na「…1回この任務放棄しようかな…」
Na「きりやん、どーするべきだとおもう??」
きり「どーするもなにも。知らないよ。まぁ、どちらにしろ施設のみんな殺すんだから別にいいんじゃない?」
Na「そー…なんだけど…4人の報告によるとなんもデータ取れなかったらしいから完全に情報が無いし…特定もしにくい。」
Na「特定するならカメラハッキングして一つ一つ見なきゃなんないしさ。」
ら「いや。特定なら俺らに任せて下さい。」
ら「面倒事増やしちまったんで。それは俺らがやりますよ。」
Na「…それじゃあ。…頼みますけども。どうやって??」
きょ「…えと。俺ら運営国は人外国なんで。種族を利用するだけですよ。」
Na「そーいえばその手がありましたね。!」
きょ「まぁ、とりあえず。特定は我々に任せて。報告はまた後日、早めに連絡致しますね。」
Na「了解致しました。!」
ら「ちなみに任務要員のあの4人は今どちらに??」
きり「監視兼情報管理室か談話室に居らっしゃる思います!」
きり「もう帰国して頂いて大丈夫です!」
ら「分かりました、!それではまた次、会いましょう」
Na「はい、!さようなら!」
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ら「…なぁ、レウ。」
ら「見つけた??」
ら「施設の移行先」
レウ「…んー、えと。」
レウ「あの森林には居ないことぐらい。」
レウ「もう少し広めに探してみるよ」
ら「…なるほどねー。」
ら「種族利用すると言っても、捜索範囲はクソ広いかんなぁ」
ら「まぁあの場は責任取って務めるしかなかったし」
ら「まぁ人間より、人外と交流があるから色々な種族を多用できて便利でいいんだけどね。」
きょ「まぁな。」
きょ「ったく。面倒事増やしやがって。」
ら「お前も一応共犯…?」
きょ「は??」
ら「ごめんて。」
ら「てかその例の幹部罰しといた?」
きょ「あー。コンちゃんの絵でやっといたらしいで」
ら「あー、なるほどね?」
ら「俺その幹部が心配になってきた」
きょ「分かるでその気持ち」
レウ「コンちゃんも認めてるよなぁ。自分の絵のこと」
きょ「本人曰く。『人の絵を勝手に拷問器具にされてるんだけどこれ訴えてもいいレベルだよね?』だとよ。」
レウ「誰だよ拷問器具にさせた奴。」
ら「結構前にやった、国の改善して欲しいところアンケートって奴をあまり発言権がない幹部や兵士達に匿名でやってみたら」
『あれ拷問器具にしたら面白そう』 『拷問器具にしてみたらどーですか??多分効果的だと思います』 『逆にあれ拷問器具じゃないの……?』 『あの拷問器具をそこらで見せびらかさないで下さい』 『どこをどお見たら拷問器具じゃないと思うんですか?』 『逆に今まで拷問器具のつもりじゃなかったわけ?』
ら「とか意外と意見多くて。やらざるを得なくなった」
きょ「隣で見てておもろかった」
ら「本人には許可取ってないけどね。」
ら「ら民の為にってことで……」
レウ「誰が悪いのか分からない話だなそれ」
きょ「皆頭おかしいから分からんな」
ら「あはは。俺以外ヤバいもんね」
きょ「な?」
レウ「…たしかに」
おい「俺も一応任務要員で頑張ったんに空気扱いされるのなんなん。」
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きょ「、おい、どりみー」
きょ「聞きたいことあるねんけど」
きょ「WT国から任務加担報告あってから今日任務開始されるまで、2、3週間あったやろ。」
きょ「データファイルのロックが解除されてたのっていつからだ?」
きょ「予測でもいいからデータファイル作った履歴でも見て教えてくれん?」
きょ「多分俺らが帰ってくるまでコンちゃんから聞いたやろうけど」
み「は?」
み「それどれだけ遡らなきゃいけないの?」
きょ「文句言うな。お前情報兼監視室長やろ。」
きょ「自分の幹部の責任取るのは当たり前なことやろ文句言うな」
み「それ担当するとき、そーいうの俺に責任任せるなって言ったはずなんだけど?」
きょ「何十年前の話してんねん。そろそろ慣れろし責任とれるほど務めてんだろ」
み「それは勝手に決めたってことだよね。俺そんな話したことないよ」
きょ「…細かいこと気にすんな」
み「…はぁーもう。」
み「…5日〜1週間前ぐらい多分」
きょ「あー…まじか」
きょ「捜索範囲広すぎるな……」
み「…面倒臭いやり方だけど約5〜7日範囲で行けるら辺の監視カメラハッキングして見てみる」
み「ハッキングってバレないよう原因も偽装したりプロテクトするから。」
きょ「じゃあ頼むわ。」
み「その代わり報酬、倍ね」
み「これくらい妥当でしょ?」
きょ「まじお前そこも欠かさねぇな」
きょ「わかったよ。」
きょ「その代わりちゃんとやれよ。お前も」
み「しってる。」
…さて、俺も少し飛び回るか…
コメント
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途中のこんちゃんの絵の話がツボすぎた
面白い!! やっぱ読みやすいし物語がしっかりしててすごいです!
報酬…どりみー欲張りやなぁ、、、() お疲れさま!!