…翼出すの。久々かもな。
最近忙しすぎて 出してなかったわ。
訛ってねぇかな
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いつもは被ってる 黄色のパーカのフードだけど
飛んでる際には風によって フードは押しのけられ被れない。
いつも翼を出さない理由は
邪魔なのもあるし
翼を出すと同時に 頭の上に浮く金色の丸い枠、 光輪が浮き上がる
翼も付け加え、この光輪を 既に身に付けていれば 身バレしやすいのだ
風によって 押しのけられてしまうが。 フードでこの光輪を隠す為に パーカーを着ている
翼で飛ぶだけでも目立つのに 金色で反射しやすい光輪で 気付かれやすいから 隠さなきゃいけない。
天界ではそんなの当たり前だから 気にすることなんてないけれど 地上はどうも面倒事が ホントに多くてダルい。
天界でも天使に身分があって
翼が大きい程 身分が高い
まぁどれだけ身分高くとも 神が1番上なんやけどな
まぁ、俺の身分は 上位5以内には入っていたから 翼がクソでけえ
片方の翼だけでも 1.3mはあるらしい。
天界では誇らしげに 思えたこの翼だが 地上だとリスクでしかない
地上にいる間だけ 落としたい。
……地上に上陸したての頃は しまい方が分からなくて 身バレしまくりで 人間共に追われてばかりで
人外にもよく追われていた
それでムカついて 翼を切り落とした 経験がある。
激痛で2日も出血が 止まらなくて。
一日の半分は動けなかった
凄く時間が経って。 やっと立てた
とにかく激痛で 後悔はした。
人間共に追われて ケアもできずに 元々ボロボロだった翼だけど
切り落とされた翼は 赤く汚かった
街中で干されている 布を盗み。身体に巻いて 出血を止めて。
帽子なども盗んで 光輪も隠した
なんとか人間のように 生活できたと思ったが
たった2、3週間の間だけだった
翼を切り落としても 背中にその跡が遺っていた
4日目ぐらいに傷口が綺麗に 塞がって違和感を覚えたが
約2週間で再生された時は 1度後悔はしたものの 苛立ちしか感じなかった
今では笑い話だけどな。
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風が痛てぇな。
速度上げすぎたか
ったく。
ほんっと面倒な仕事やな。
できれば羽ばたくときの 音も消したいわ。
なんでこんな リスクしかねぇんだよ。
きょ「あだッ」
きょ「ぃッッ………てぇ…」
んだよ…
どこからだよ……
くそッ…イラつくな
施設の奴らか。?
森林の中を見ると 一箇所、一筋の赤い光が見えた
向けられている
銃が
その途端、目に光が 直接当たり
目を瞑る
あ、やべぇ。
殺される
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咄嗟に自分の翼で 身を護るように包んだ
弾は後頭部の位置の 高さで翼に当たった
片翼で1.3mさえあれば 身を隠せる程の防御力はある
問題はその後だ
これによって片翼使用不可
無傷な片翼で 体を支え飛ぶのは辛い
そのまま俺は森林に落下した
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やっべぇ、やっべッ!!
両翼を切り落としたときよりは 結構マシだが痛いもんは痛い!!
今森林の中で追われている
勿論翼はしまったし。 それと同時に光輪も消える
走る時に唯一邪魔なのは
撃たれた片翼をしまっても まだ背中が痛むことだ
まぁそれは慣れたけどな。
くっそ。障害物ばかりで 攻撃しにくい。
無茶振りでもいいか
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もう一度、翼を出す
天使は弱い
翼は美しさだけ。
戦える訳がない
だがな。
それを貫くのが俺だ。
何故なら俺は堕天使
あんな天使共とは違う
あんなクソったれな 神とは違う。
地上でアイツらと 戦う為に何度も 自分を磨いてきた。
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切り落とされた翼とは違って 羽根はすぐに再生される
俺の翼から羽根を浮遊させる
それだけだとは思うなよ
この世は人殺しが当たり前な 残酷な生き物しか居ねぇからな
俺はそれを見習っただけだ
その羽根は尖っていて 相手の体にぶっ刺す。
ただの羽根じゃない
背後から首をぶっ刺せば 簡単に殺せる。
弱そうに見えたり 聞こえたりするかもな
でもこれが強いんだよなぁ!!
何度舐められて 滑稽な姿を見せてくれたことか!
まぁ正直今は厳しいがな
場所が悪い
ここは普通の森林より 木が多くて羽根が 全然通らない
どうせなら木を倒して 時間を作って逃げるか?
まぁ今は追い手を 殺すべきではなさそう
拷問対象だ。
もしくは上から狙って脚を狙うか
きょ「おっとッ?!」
考えてる間は 翼をしまった方が良さそうだな
両翼やられそうだわ。
「かっこわる。」
きょ「は?」
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聞いたことあるような 声が聞こえた途端。
俺を追ってくる 追い手の足音が消えた
察しはついた気がする
「……自分から見回るって1人で行ったくせに」
「なに片翼やられてんの」
「だっさ。」
きょ「はぁーお前かよ…」
きょ「どーせならレウとかが良かったわ」
み「悪かったね」
み「助けてあげた&捕まえてあげたことで報酬4倍ね。」
み「遠慮しなくていいからね」
きょ「ほんといい性格してんな。アイツに似て」
きょ「…ところで。」
きょ「お前なんで来た?」
きょ「言い方違ぇな。どうやってきた?」
み「…一瞬だけ存在消した。」
み「それで存在維持するためにきょーさんを宿主にした」
み「それだけ。」
きょ「お前遠回しに俺の事信用してねぇな。」
み「うん。してない。」
み「証拠は今」
み「感謝して。」
きょ「お前がというよりゴーストの性能が有能すぎるだけだろ」
み「うるさい」
み「あとコイツ触りたくない。」
み「どうせ施設の奴だろうし、連れて帰っといて」
み「俺は先に帰る」
み「こんな夜遅くに面倒事増やさないでよね」
きょ「こっちのセリフだわ」
み「らだおくんとこもう寝てるし俺も寝る。」
み「じゃ。」
きょ「…………」
きょ「ったく……」
きょ「できれば俺もこんな奴触りたくねぇよ」
きょ「……あ、」
きょ「そういやアイツ」
きょ「どうせ施設の奴だろうって言ってたな」
きょ「……まぁ有能か。」
きょ「仕方ねぇ報酬4倍にしたげるか。」
きょ「俺優しいしな」
きょ「国についたらコンちゃんの絵が見れるぞ」
きょ「楽しみにしとけ」
コメント
18件
もー好き()推し移りそう←いややめろ?
堕天使設定好き(堕天使大好き人) 投稿おつかれさまー! 学校行事終わって、1泊開けて僕は帰ってきたからもう寝るけど()
コンちゃんの絵は、、施設の人(仮)当然やな☆() お疲れさま〜!!!