ユータ
神様は未来を知っていると思う?
モミ
どうでしょう
モミ
案外知らないのかもしれません
ユータ
へぇ、意外だね
ユータ
どうして知らないの?
モミ
知っている必要がないのでは?
モミ
自分で好きなようにできるのですから
モミ
知っていたら、つまらないのでしょう?
ユータ
でも、神様ってなんでもできるんだろう?
モミ
なんでもはできないのではありませんか?
ユータ
全知全能なんじゃないの
モミ
そんなヒーロみたいな存在だとは思わないんですよね
モミ
もっとファジーな存在だと考えます
ユータ
どうして?
モミ
神様ってものすごく抽象的なことをおっしゃられるイメージがありますね
モミ
汝に災いが降りかかるとか
ユータ
たしかに言いそう
モミ
でしょう
モミ
じゃあ、具体的には、って思いません?
ユータ
思うね
ユータ
だから、未来を知らないってことね
モミ
そうですね
モミ
正確な未来を伝えてはいけないというルールがあるのかもしれません
モミ
あるいは正確には決まっていないからなんとか外れない範囲で誤魔化しているとか
ユータ
神様も大変なわけだ
モミ
そうですね
モミ
要するに誰かが未来を教えてくれるわけではなく、
モミ
自分で気づくしかないわけです
ユータ
確かに神様が未来を知っていようが関係ないわけだ
モミ
神様は人を救う存在ですからね
ユータ
そうか
モミ
なんでもできる存在だと考えるのは日本人的かもしれません
ユータ
そうなのかな
モミ
頼れば救われるというものでもありません
ユータ
どうやって人を救うの?
モミ
神様は人を救いますが、
モミ
神様が何かをしてくれるわけではありません
ユータ
何もしてくれないの?
モミ
はい
ユータ
じゃあなんのために存在しているの?
モミ
そう
ユータ
何が?
モミ
神様はただ存在しているだけ
ユータ
いるだけってこと?
モミ
そうです
モミ
ごく稀に微笑んでくれることはありますが






