しべつやさん

しべつやさん

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Part 23

start

… あ 、 ほんとに死んだんだ 、

数日前の朝　、 中々両親が起きなくて部屋に行く

すると 、 2人とも腹部などを刺されて死んでいた

葬式中 、 どうしてもあの光景が頭から離れずにずっとフラッシュバックする

それと同時に 、 親からの罵声が飛ぶ

みことは … ほんとの罵声を浴びせられてたんだよな 、

そう考えると 、 俺はまだマシなのだろうか

俺もまだ中学生

俺たちに祖父母とか 、 親族になってくれる人は居ない

俺たちが嫌いとかじゃなく 、 金銭的な問題だろう

そのため 、 俺がみことを育てるしかない

けど … 俺なんかが育てられるの 、 .ᐣ

俺と居たら多分 … みことは幸せになれない 、

両親の死と 、 みことの命

このふたつの不安が一気に俺を押し潰していく

泣きたい 、 叫びたい

けど … みことの前だ

兄で居ろ

みことは 、 両親の死にトラウマを感じなくて済むのかも

辛いのは俺だけでいい

もう … みことが元気に生きてればそれでいいのかもしれないな

俺の絶望してる顔が見たくて … 、 .ᐣ

それだけの理由で …

でも … みことのことを覚えてないのは事実だ 、

結局 … みことは元気に生きてないじゃん 、

状況の整理がつかず 、 簡単な単語しか口に出せない

それと同時に 、 みことと言う存在がどんゝ怖くなってきた

どうする … .ᐣ

ﾋﾟｺﾝ ｯ

みんなの所に帰ると 、 机の上にはご飯が並んでいる

食卓にはご飯が並んでて 、 賑やかな会話

これ … 幸せなのかな 、

俺 …

ご飯を食べ終わって 、 なつさんの部屋に行く

でも 、 肝心のなっちゃんは居なくて こさめちゃんとらんゝしかいなかった

… 後で出直そうかな 、

気が狂う

なっちゃんとの関係性がバレてしまい 、また気まづい関係になってしまった

なんで俺はこんなにも無能なんだろ 、

すると 、 玄関のドアが開きふたりが帰ってきた

まぁ … 今は考えなくていっか