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流れ星が消えないうちに　(赤病気パロ)

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流れ星が消えないうちに　(赤病気パロ)

第14話 - どんな答えより信じられる道。

1,113

2022年05月14日

#stxxx

#赤

#癌

#ちょっぴり感動

ぴかぶぅ@1.10🔙

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1,113

ぴかぶぅ@1.10🔙

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ぴかぶぅ

皆さん！こんにちは！

ぴかぶぅ

お久しぶりですね、

ぴかぶぅ

約３週間、投稿をお休みしてごめんなさい😢

ぴかぶぅ

今ね、絶賛五月病発症中です笑笑

ぴかぶぅ

高校入学して、色々あって、もう病んでます笑笑

ぴかぶぅ

その中でも、優しいコメントにジーン(;_;)としてしまう主です…

ぴかぶぅ

みんな、いつもありがとうね( ；∀；)

ぴかぶぅ

それではっ！

ぴかぶぅ

行ってらっしゃい((🙋

黄side

医師からの説明の後、病室に帰る。

メンバーの口数が少ない。

心なしか、足どりが重い気がする。

黄

ふぅっ……

意を決して赤の病室の扉を開ける。

黄

赤？

そこには上体を起こして窓の外を見つめる赤の姿が。

逆光で赤がどんな表情をしているのかが、僕には分からない。

小刻みに震える痩せた赤の肩。

でもね、赤。後ろからじゃ顔が見えないよっ。

だって、笑ってても、泣いてても、肩が震えるから。

それはどっち？

黄

っ………

赤。赤は今どんな気持ちなの？何を思っているの？

ずっと一緒だったのに。ずっと隣にいたのに。

赤が遠い。

僕には、赤が分からないっ………

橙

赤っ。ただいま！

赤

うん、お帰り。

…………………………………………………………………………………

沈黙が流れる。

紫

…ｽｳｯ……赤くん。大事な話があるから、聞いてくれない？

その沈黙を破るように紫くんが口を開いた。

紫

赤くん。手術のこと、なんだけど…、

赤

…、俺、手術、受けないから。

小さな声で。でも、はっきりと。赤はそう告げた。

桃

何でっ、何で赤は受けたくないの？手術。
怖いの？

赤

違う。怖いんじゃない。

赤

俺は終わらせたい。自分の人生を。

青

でもっ、先生が、手術の成功率高いって。それにっ……

赤

もう良いんだよ。俺の人生なんて。

赤

俺なんて。生きてても意味ないから。

紫

…、赤くん。ほんとに、そう思ってる？
ほんとに、無意味って思ってる？

赤

っ…それはっ………

赤

でも、俺が死んでもこの世界は変わらずに同じ朝を迎えるんでしょ？

赤

俺が残した歌も。声も。全部過去のことになる。

赤

俺が生きた「証」なんてないんだ。

ガシッッッ

赤

…⁉

その時、突然、黄くんが赤の腕を掴んだ。

そのまま、赤の手を黄の胸に当てる。

赤

る、黄くん？な、に、？

黄

赤がっ、赤が生きた証なんて、そんなの僕らが一番分かってますよ、

黄

もし、もし赤がこの世からいなくなったら。

黄

僕たちは、リスナーさんは、悲しみます。

黄

それが赤の生きた証です。

黄

赤がいなくなったら、僕は悲しいです。

黄

その時に僕たちが、リスナーが流した涙の一粒一粒が、

黄

赤の生きた証です。

黄

だから、赤の存在が無意味だなんて、言わないで欲しい。

赤

……………………………………

目に涙を溜めながら話す黄。

桃

赤。この世界にはね。たくさん、たくさん。残酷なものがある。汚いものがある。

桃

でも、それと同じくらい、美しいものがあるんだよ。

桃

見つけよ？俺達と一緒に、この世界のきれいなもの。

赤

っ……………………

優しく笑いかけながら赤に話しかける桃。

紫

赤くん。忘れた？初めてライブした日。

紫

今よりも、ずっとずっと小さい会場だった。

紫

ずっとずっと少ない観客数だった。

紫

それなのに、俺達はめちゃくちゃ緊張して。

紫

誰も、何も話さなかった位緊張したよね。

紫

「成功するかな？」「俺達、認めてもらえるかな？」って。

紫

その時ね。赤くんが俺に話しかけてくれたの。

紫

「紫さん、かましましょう！」って。

紫

俺はね。その言葉に勇気付けられた。

紫

ライブ。大成功だったでしょ？

紫

「俺達、活動続けても良いんだ。挑戦して良いんだ。」って。

紫

「６人で頑張って行こうね。この先どんな事があっても。」

紫

「リスナーさんを笑顔にしていこう。幸せにしよう」

紫

その言葉は嘘じゃないよね？

赤

………嘘じゃ、ない。

赤

嬉しかった。すごくすごく。自分が認められた気がして。

赤

たくさんのリスナーさんに「ありがとう」って言われて

赤

もっと頑張ろうって。もっと笑顔にしたいって思った。

紫

………そっか、

赤

でもね、俺は弱いからリスナーさんの声と同じくらいアンチの声も聞こえちゃうの。

赤

最低だよね。リスナーさんの声よりアンチの方が気になっちゃうって。

赤

俺、莉犬失格だね。

橙

そんなことないんよ。赤。

赤

え………

橙

赤。この世界にはね。赤が何をしようと赤に興味ない人が６割いる。

橙

そして、赤が何をしても赤のことを嫌う人が２割いる。

橙

でもね。赤が何をしようと、赤を好きでいてくれる人が２割いる。

橙

その「２割」の中に俺はいる。メンバーがいる。リスナーさんがいる。

橙

赤はその２割の人たちを大切にして欲しい。

橙

赤を好きでいてくれる人がたくさんいるんだって。分かって欲しい。

橙

………そういう俺も気にしちゃうんだけどね。

橙

でも、自分を嫌う人より、自分を好きでいてくれる人の方を見ようって俺は思う。

赤

……………………………………………………

青

赤くん。僕は赤くんのことが大好きだよ。

青

一緒に支えあってきた仲間だし。

青

辛いとき、一緒に乗り越えてきてくれた大事な友達。

青

「永遠」なんて、ないって分かってる。

青

それでもね。僕が、この活動に「永遠」を願ってしまうのは。

青

メンバーの笑顔を。５人の笑顔を。リスナーさんの笑顔を。

青

もっと長く。見ていたいって。大切にしたいって。

青

思うから。

青

僕は６人で頑張っていきたい。

青

赤くんと一緒に頑張りたい。

青

「６人」ですとぷりだから。

青

「誰か１人位欠けたって良い。」

青

そんなこと僕たちは。リスナーさんは思ってないから。

青

頑張りたい。赤くんと。メンバーと。

青

赤くんの居場所は。僕たちの一番の居場所はすとぷりだから。

青

だから。だからっ。生きて、くれませんか？

青

僕たちと一緒に。

赤

………俺っ。俺っっ………

赤

…ﾋｭｯ……ｸﾞｽｯ…ｳｯ、ｸﾞｽｯ…ｸﾞｽｯ…

橙

よしよし。赤。今まで良く頑張ってきたな。

橙

偉いね。

黄

僕はね。赤が生きていてくれることが嬉しいんだよ。

桃

一緒に、頑張ろう？

赤

…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、ｳｯｳｯ…

赤

ぁ、ありが、とう。

赤

俺、生きてても良いんだよね？

赤

生きてても、良いんだよね？

紫

もちろん。

紫

６人で。頑張ろう？

紫

一歩下がっても良いから。逃げても良いから。

紫

生きてみよう？俺達と。もう一度。

赤

うんっ。うんっ。

青

赤くん、じゃあ……

赤

うん。

赤

俺、受けるよ手術。

赤

泥臭く、生きてみる。

赤

だから………

これからも。

よろしくね。

みんな。

すとぷり(赤除く)

うん！/おう！/はい！

そう言って、見上げた夜空は雲ひとつなくて。澄んでいて。

そんな俺たち/僕たちを勇気づけるように

紫微星がキラキラと輝いていたんだ。

６人の絆がより深まった、

そんな少し肌寒い五月の夜だった。

ぴかぶぅ

はい、お帰りなさい！

ぴかぶぅ

久しぶりの投稿で文がごっちゃぁだったけど笑笑

ぴかぶぅ

みんなの感想コメント、待ってます！

ぴかぶぅ

いつも応援ありがとう😢

ぴかぶぅ

では、次回！

赤くんが

手術を受けます。

ぴかぶぅ

赤くんの運命は………！？

ぴかぶぅ

楽しみにしててねっ！

ぴかぶぅ

それじゃ、

ぴかぶぅ

おつぴか～！