救ってくれた君。

本編スタート！

次の日

いつもなら憂鬱と感じる朝も

なぜか気持ちよく感じる

僕は大きく深呼吸してから 校門をくぐる

ﾄﾝｯ

すると急に肩を叩かれた

振り返るとそこには桃くんがいた

朝から桃くんに会えてことが なんだか嬉しくて

つい笑みがこぼれる

すると桃くんの隣にいたオレンジ色髪の青年が口を開く

僕は桃くんに尋ねる

そう言って橙先輩は 僕の肩を優しく叩く

そう言って橙くんは僕達の方を見る

桃くんはそう言ってはぐらかす

そう言って橙くんは微笑む

僕がそんなことを感じていると、

桃くんが僕に耳打ちしてきた

僕は笑顔でそう答える

そして気がつけばさっきまでの緊張が 嘘のように無くなっていた

そんなことを考えながら僕達は 下駄箱へ向かった

僕は自分のロッカーに向かった

僕は恐る恐るロッカーを開けた

ｶﾞﾁｬ

中を覗くとそこには何も無かった

僕はホッとして肩をなでおろす

すると桃くんに名前を呼ばれる

振り返ると桃くんが心配そうに こちらを見ている

桃くんはそう僕に尋ねた

僕はハッキリとそう答える

すると桃くんは とびっきりの笑顔でそう言った

そう言って桃くんは 軽い足取りで前を歩いていく

僕にはその後ろ姿が とても大きく見えた