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堅治
…どぞ…
堅治
……んっ…
堅治
ここどこだ………
堅治
……！
堅治
(そうだ俺！人間に家に連れてこられて、うちのこにならない？って変なこと言われてそのまま…)
ガチャッ
及川さん
あっもう起きてたんだおはよ！
堅治
……
及川さん
傷は、痛くない？
堅治
……
及川さん
…？おーい大丈夫？
堅治
なぁ、お前何で俺のことひろったんだよ…ほおって置けば良かったことを…
及川さん
……いやっ傷だらけだったし、何故顔がドタイプ。
堅治
……は？
堅治
(いやいや待てよ、顔って何だ顔って)
及川さん
それに！ツンデレって最高最強。
堅治
……
堅治
そんなことで俺の事拾ったのかよ…俺は毎日ご主人様の事待って、捨てられたって分かってたのに我慢して…
堅治
それで助けてくれたって思ったら……そんなっ…そんなっ！
及川さん
…ごめん今のはふざけた。
堅治
嘘だ…
及川さん
本当だって！だってそんな下らない理由で君の事拾わないよ！
堅治
じゃあ、なんなんだよ…
及川さん
君さすごい辛そうな顔してたじゃん？それで何か俺が耐えられなくて…
…ほんとだよ…？
…ほんとだよ…？
堅治
………
ギュッ…
及川さん
うわぁっ！どうしたの？急に
堅治
俺…俺辛かった一人ぼっちで、辛かった…
及川さん
…スリスリ…大丈夫だよ…これからは君を一人にしないし、辛かったなんて言わせないから…俺の子になろ？
堅治
……コクッ
及川さん
良かった、
…俺の事分かってくれるのはこの人だけって思った。
俺はこの人と一緒に居たいと思った
………ほんとそれだけだから…
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