序列１位のあの子

私は小さい時宮城に住んでいました

その時は仲睦まじくお母さんとお父さんと一緒に暮らしていて海杜と言う親友もいました

でもある事をきっかけに全て崩れ落ちましたそれは

、、、、、、、、、、14年前の、、東日本大震災です

お母さんもお父さんも茜も海杜もあの時

3月11日私達はお泊まり会をしていたんです

私の家で

でもそれがいけなかった

私の住んでる家はぎりぎり北部になってるんです

真夜中、、、、町中に響き渡るサイレンの音で目覚めました

まだ意識がはっきりしないまま次の瞬間グラグラと揺れ始めたんですまだ幼い6歳の少女少年ではそれは

向こうの部屋でガシャンという音が聞こえたんです

揺れが収まって急いで２人でお母さんとお父さんの部屋に行きました

そこに広がっていたのはお父さんがタンスに下半身が挟まり辺りはタンスのものが散らばってお母さんも体中かすり傷や切り傷だらけでした

次の瞬間お母さんがこう言ったんです逃げて出来るだけ遠くに逃げてと

でもお母さんは足がもうまともに使えるとは思いませんでしたそんな時青年が見回りに来てくれたんです

気づいたら高台にいましたそしてしたを見渡すと津波が押し寄せていました

私達は青年について行きたくはなかったけれど次の瞬間普段温厚で怒鳴ることお父さんがこう言ったんです『行け』と

もちろん自分の家も、、、もう地獄絵図でした

そして海杜も私も親族のもとに引っ越しました私はサカキさんしか親族が居なかったので東京に来ました