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コメント
4件
今回も最高!!!幸せなひとときでした!!!!!
最高でした! 続きあります? 続きあったら見たいです!
翌日、潔世一からメッセージが届いていた。
潔
律儀なやつ。
凛と間違えて誘われてんの薄々察してて
わざと誘いに乗ったのに、
こうやって律儀に謝罪と礼を言ってくる。
冴
それだけ返して携帯をクッションに放った。
どうせこれで会話が終わるだろうと思ったのだ。
少なくとも俺の中ではもう会話は終わっていた。
しかし1分も経たないうちにすぐに携帯が震えた。
今の返事に何を返すんだ?と疑問に思いながら
放った携帯を拾い上げて画面を見る。
潔
潔
俺は呆気にとられた。
なんだこいつは。
今の返しのどこが優しいんだ。
それにあんまり関わったことの無いやつの見送り?
こいつが何を考えてるのかが分からない。
冴
素っ気ない返し、
これで察しのいいあいつに拒絶が伝わるだろう。
そう思って返した。
けれど返ってきた返事は予想外のもので
潔
潔
なんだ、
なんなんだこいつは。
またあの気持ちだ、胸にじんわりと広がる何か。
感じたことの無い暖かみ。
潔
間髪入れず続けてそう送って来られて、
俺はますます混乱した。
前遊んだ時に散々謝られて、
俺より金持ってないくせに俺の分のも奢って、
世間的にお礼と言われることは色々された。
なのに何もお礼できてないとこいつは言っている。
冴
潔
潔
こいつはどこまで出来た人間なのだろう。
普通そこまで人に尽くせるだろうか。
礼なんてただの自己満だ。
俺はもう礼はいいとやんわり言ってるのに食い下がって来る時点で、
それはもうエゴでしかないのだから。
それなのに、どうしてここまでこいつは拘るんだ。
…いや、こいつは分かってるのかもしれない。
俺がそこまで嫌がっていないことを。
普段ならこんな食い下がられたら腹が立って仕方がないのに、
一緒に遊んだからだろうか、
そこまで嫌だと思っていない。
それをこいつは文面から感じ取ってるのか。
『冴なら嫌なら嫌だと冷たくキッパリ言う』
と言うのを知って、
こんな食い下がってくるのか。
潔
潔
その言葉を見て、
ふと思考がクリアになる。
もう一度文を呼んで、
俺も同じ気持ちなのだと理解した。
『俺もこいつともう一度、話し合ってみたい』
こいつがサッカー中何を考えているのか、
どういう理論を持っているのか、
どうやってそこに行き着いたのか。
こいつも同じだ。
俺に会いたいんじゃない。
″天才MFの糸師冴″に会いたいのだ。
俺も″ブルーロックの潔世一″に会いたい。
冴
潔
冴
冴
冴
冴
冴
数日後
潔世一とはカフェで待ち合わせた。
俺が着いた頃にはもう座っていて、
こっちこっち、と手を振ってきた。
冴
潔
潔世一の向かいの席に腰を下ろす。
そしてメニューに軽くお互い目を通してからドリンクを頼んで来るのを待つ。
その間に潔世一はソワソワとこちらの様子を伺ってる様だった。
話の切り出し方が分からないのだろう。
仕方がないから俺から話そうと思っていた時に、
潔世一が俺の首元を見てパッと顔を明るくした。
潔
嬉しそうに首元を指す潔世一の指を追うように自分の体を見下ろす。
冴
そう、今日は潔世一から貰ったネックレスを付けてきていた。
……いや実を言うと潔世一から貰ったこのネックレスは
すっかり俺のお気に入りになっていて、
サッカーをしない時は基本付けている。
冴
冴
包み隠さず事実をそのまま述べると、
潔世一は照れくさそうな嬉しそうな顔をしてはにかんだ。
潔
気の緩んだ笑顔を浮かべる潔世一。
やっぱこいつ、サッカーの時と人が違いすぎる
潔
潔
思い出したかのようにカバンから取り出してきた塩こぶ茶。
俺に気を利かしてか、
なかなか良いものを買ってくれている。
俺は遠慮も何も無くそれを受け取った。
冴
潔
冴
潔世一と言うやつは
ありがとうとごめんを
安売りしてるんじゃないかってぐらい言ってくる。
俺はそれに半ば呆れてため息を着いた。
それからサッカーについて色々話した。
こいつはまだ発展途上だ、
格上と戦えばまだまだ強くなれるだろう。
それにこれだけサッカーIQが高けりゃ一緒にプレイするFWは楽しいだろうな。
こいつの語るサッカーの理論は筋が通っていて、
まだあやふやな部分があるが、
自分なりの理論を組み立てれたら強くなるはずだ。
それにこいつは1度自分をリセットすることも、
捨てることも躊躇わない。
俺はそれがこいつのいちばんの強みだと感じた。
カランと氷のなる音で、
結構時間が経っていたのだと気づく。
随分前にこの机に届けられた飲み物は
俺のも潔世一のもまだまだ残っている。
それでもお構い無しに自己分析しながら、
俺の考えを真剣に聞く潔世一に、
やはりこいつは俺と同じ側なのだと再確認する。
凛とは違う、
思考を巡らせて、周りを見て、それに合わせてプレイする考えるサッカー。
それに比べ、
凛は自分の欲に従って、発想に身を任せプレイする生粋のストライカーの才を持つ。
幼い俺が凛と仲良くなりすぎることで潰してしまったその才を
潔世一が呼び覚ました。
そのうえで潔世一は糸師凛を喰らったのだ。
冴
潔
冴
潔
潔
潔
冴
俺が嫌悪感なくそんな会話ができるのだから、
こいつは凄いやつだ。
サッカー選手としても、
人としても。
白いクマ
#冴潔
うお
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