翔太
ここの駅に通いつめて何日経過しただろう
ある日、この駅で路上ライブをしてた彼の声は
とても素敵だったから、
あの日、彼の声に救われて
それから毎日来てみるものの
彼の歌声はない。
もし、彼が今、どこかで歌っているのなら
俺に声だけでも届けてください。
周りから見れば変だろう
1人の男が男を探すなんて。
俺も馬鹿だからさ。
諦めを知らないんだよ。
彼に出会うまで。
康二
翔太
タイミング悪く声をかけられてしまい
俺は恥ずかしさのあまりその場を逃げ出そうとした。
康二
翔太
康二
翔太
康二
康二
そうか。彼の歌声なのか。
泣いてた事までバレてるなんて恥ずかし。
翔太
康二
康二
翔太
康二
翔太
康二
関西弁で喋る彼。
舌っ足らずで可愛くて。
翔太
翔太
康二
康二
翔太
康二
翔太
康二
翔太
康二
翔太
康二
翔太
翔太
康二
翔太
いつぶりだろうか、こんなに自然に笑ったのは
康二。声にはまだ、出せないけれど
好きだよ。
高校生の最後まで好きでいさせて。
辰哉
康二
康二
蓮
樹
康二
翔太
照
翔太
こいつら嫌いなんだよ。俺。
こんな陽キャとは絡みたくもない
高校一緒だし。
照
翔太
辰哉
翔太
樹
蓮
康二
翔太
康二
翔太
辰哉
蓮
辰哉
康二
ダッ
あの状況に耐えれなかった俺は
1人駆け出した
彼らの声が聞こえなくなるまで。
会わなきゃ良かった。
彼の歌声なんて聞かなきゃ良かった。
ははっ(笑)ごめんなぁ康二。
蓮くんとお幸せに。
声を押し殺して泣いた。
もうやだ。
康二なんて出会わなきゃ良かった。
ごめん。ごめん。
みんなで話していると、
駆け出してしまったしょった
なんかしたんかな?
康二
辰哉
康二
辰哉
康二
康二
照
康二
樹
樹
康二
辰哉
蓮
照
康二
樹
樹
康二
樹
照
照
照
樹
康二
樹
蓮
照
照
康二
蓮と樹は双子、
照にぃは俺のお兄ちゃん的存在!
ふっかさんは、わからへん(笑)
辰哉
康二
辰哉
翔太
康二
翔太
翔太
翔太
これで、良かったんだ。
これで。
目に涙を溜めていく康二を
見たくなくて、そっぽを向く。
康二
なんで、声震わせてんだよ。
なんで、お前が泣いてるんだよ。
もういいよ。悪者はどうせ俺だから。
蓮
樹
翔太
康二
翔太
康二
また、悪者になったって、どうでもいい。
もう何でもかんでもどうでもいい。
ごめん。康二。
いつもの屋上まであがってきても、
しょったの気持ちは消えなくて。
照
蓮
康二
康二
樹
樹
樹
樹
樹
樹
康二
樹
樹
樹
樹
蓮
蓮
蓮
照
康二
康二
康二
照
辰哉
樹
蓮
康二
蓮
樹
蓮
照
辰哉
康二。好きでいさせてくれてありがとう
俺ん所空いてるからいつでも来いよ。
お願いだから俺の元にいてよ
お願いだから、翔太くんの事好きにならないで。
もう、遅いけど。
好きだよ。今も。ずっと。
fin。
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