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優
母
優
母
俺は、昔この能力を使って友達をゾンビ化させたそう。
それからなのか、お母さんは恐れるようになった。
優
俺は、謝ることしかできなかった
謝れば済むと、
俺は簡単に考えていた。
でも
今回は違った
今回でもう、お母さんは糸が切れたらしい。
ナイフを持って、俺に振りかざしてきた。
俺は、手を突き出して……お母さんを
ゾンビ化させてしまった。
……しまった、と思った時にはもう遅かった
お母さんはゾンビ化して、外見は何ともないけれど中はもうゾンビ化していた
俺の触れた部分は、丸くアザができたような色をしていた。
俺はその場から離れ、自分の部屋にこもった。
……それからは、何もしていない
学校にも。友達にも。連絡すらも。
何もしていない。
それから、数年後
優
もう、こんな時間か
俺は、支度をして家を出た
ガラッ
騒がしかった教室内は、扉を開けると共に静かになりみんな俺の方をじっと見つめていた。
中には、目を丸くして。中には、隠れるやつや廊下に出るやつ。
……まぁ、いいけど
俺は今まで不登校だった。が、今日突然来たらそりゃあみんなもこうなるだろう。
俺は、席に着くなり前を見た
瑛人……、すっげぇ睨むじゃん
瑛人は、俺の親友で能力は炎系を使える
瑛人
優
瑛人
瑛人
瑛人、今日は機嫌が悪いのか。
まぁいいか。
今日から、ボーッとする日々だ。
放課後
優
ガチャッ
瑛人
優
優
笑う俺に、瑛人はムッとした。
瑛人
瑛人
優
瑛人
瑛人
優
優
瑛人
……言ってしまった
……もう、
取り返しが……つかない、よな
気味悪がられる。どうせ
俺は、今回初めて俺の能力……ゾンビ化する能力を瑛人に伝えた
瑛人
俺の話を聞き終えた瑛人は、何かを考え込んでいた。
優
俺は黙ったまま、瑛人を見つめた。
瑛人
瑛人は小さく頷き、俺の方を向いた
瑛人
優
俺が本気で悩んでいるのに、なんでそんなこと言うんだ
優
瑛人
瑛人
瑛人
瑛人
瑛人
優
瑛人
優
瑛人は両手を広げ、赤色に染った空を見上げた
瑛人
ならば、どうしろと言う
瑛人
優
瑛人
瑛人
今の瑛人は頭が狂っている……放っておこう
たまに、瑛人はこんな風に話す。まるで、ファンタジーの世界観のように
俺は、いつも通りそんな言葉などは無視して扉の方へ歩いていく
瑛人
瑛人
瑛人
……瑛人から出た言葉は、俺をイラつかせた
俺は、咄嗟に瑛人の方へズカズカと歩き
胸ぐらを掴んだ
優
いつもの穏やかな口調とは真逆。とてもトゲのある言葉が出てきた
口調は荒々しい
優
俺はその場を走って去った
空気がとても冷たかった
再び、俺は不登校へ
戻った
昨日の出来事がきっかけで、クラスメイトは俺を避けるんだろうと思ったから
優
ご飯も今日は何も食べてない
……父さんは、もうすぐで帰ってくるんだっけ
ガチャッ
あ、帰ってきt
ドサッ
……ドサッ?
何かが倒れたのだろうか
俺は様子見で玄関へ向かった
……そこに、お父さんが倒れていた
優
駆け寄り、俺はお父さんの手を触った
優
冷たかった
……もしかして
死んじゃったの?