深夜2時。
?
どう?調子は
雪菜(美咲)
何?いきなり
?
どんな様子なのかと思っただけよ
雪菜(美咲)
……
?
上手くいってないようね
?
何かあったの?
私はこれまでの経緯を全て話した。
雪菜(美咲)
もう、分かんないよ
雪菜(美咲)
想いを伝えても
雪菜(美咲)
彼の心にはもう響かない
雪菜(美咲)
それなのに伝えるなんて
雪菜(美咲)
……虚しいだけ
?
そう
?
じゃあ、辞めましょうか
?
貴女の転生はここまででいいわよね?
雪菜(美咲)
……
心底終わりたかった。
しかし私は
首を縦に振ることを拒否していた。
?
何よ
?
人が与えたせっかくのチャンスに文句つけて
?
それなのに辞めないなんて
?
貴女は一体何がしたいの
雪菜(美咲)
……想いを伝えたい
?
想い?
?
どんな?
雪菜(美咲)
……
?
言えないみたいね
?
呆れた
雪菜(美咲)
た、他人に聞かれたくない想いなの!
?
嘘
?
何を言えばいいのかもう分からないんでしょ
?
実際の彼の生活を目にして
?
貴女のいないところで幸せに暮らしている彼を見て
雪菜(美咲)
……違う!
?
違わないわ
私の目から涙が溢れ出した。
?
……いいわ
?
まだ転生は続けさせてあげる
?
ただし
?
期間を短縮します
?
明後日の午前0時まで
雪菜(美咲)
え!?
?
私だって暇じゃないの
?
ぐだくだ自分の気持ちを決められない人に付き合いたくないのよ
?
それに
?
そんな気持ちでいても
?
貴女が辛いだけ
雪菜(美咲)
……
?
そういう事だから
?
あと2日
?
頑張りなさい
美女は消え
私はまたひとりぼっちになった。