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拝啓
手紙の前の君へ
君がこれを読んでるってことは、私はもうこの世にいないのかな。
そのことを考えると、たくさんの思いがこみあげてきます。
今この時にも死んでしまうかもしれない。
そんなこと考えちゃう私、末期かな笑
だから、大切な君に手紙を書きたいと思います。
本当はこんなの書きたくない。
それが私の本音。
でもね、明日が来るか分からない私にとって
今この瞬間、1分1秒が大事なの。
そんな私の大切なこの瞬間を、君に捧げたいと思います。
そう思えたから。
そして、大切な君の大切なこの瞬間を、私に少し分けてください。
君の前では笑顔でいたけど、やっぱり死ぬのは嫌です。
君にはもうバレてるかな。
何となくそんな気がします。
どれだけ君の笑顔を見て、笑顔になってもさ。
私の心のにはぽっかり穴が空いていたんだ。
悲しい。
悲しい。
悲しい。
ああ、ほんと私最後までだめだ
手紙濡らしちゃった
一旦書くのやめるね
落ち着いたので、続きを書きます。
君は、何も無い私に手を差し伸べてくれました。
私の心に虹をかけてくれたんだ。
これ、読み返したら絶対恥ずかしいやつだよね笑
でも、本当にほんとのこと。
事実。
前の私とは別人。
なのにだよ?
私でも不思議なくらいに君に惹かれていきました。
いや、目覚めたとき。
君を見た瞬間からかな。
この人だって思ったの。
ああ、今すぐ君に会いたいな。
ベタな言い方だけど、私にとって君は、本当に太陽のような存在。
そう思っています。
ほんとにベタな言い方だね笑
ここではさ、こんな笑とかつけてるけどさ。
自分でも怖いくらい、笑ってないのが分かるよ。
笑顔になれない。
まだ死を受け入れきれてないんだ私。
そんな自分が嫌だよ。
これが、運命だって分かってるのに。
ねぇ、お願い。
今すぐ君に会いたい。
君と話がしたい。
君の笑顔が見たい。
だから…
だから…
そんなこと、無理だって分かってる。
分かってるけど。
抑えきれないんだよ。
君への想いが溢れてく。
手放したくないけどね。
本当にありがとう。
突然だね笑
でも本当に、こんな単純な言いきれないくらい、ありがとう。
嘘じゃない。
今は、自信を持ってそう言える。
いつか君は、私の本当の彼氏になりたいって言ってたよね?
そんなこと言わなくていい。
思わなくていい!
だってさ、君に出逢ったときから直感的に私の愛しい人。
そう思えたんだよ?
私の方こそ君の彼女になれたのかな。
今さら悩んでもしょうがないよね。
そう信じておくことにします。
君は、永遠に私の大好きな彼氏だよ。
そんな私の大好きな彼氏に、最後に1つ言いたいことがあります。
大事なお願い。
約束。
誓い、かな。
こんなこと言ったら押し付けみたいだね。
嫌われちゃうかな。
それでもいい。
それぐらい大切なことなの。
君なら聞いてくれるかな。
幸せになって欲しい。
大事だからもう1回言っておくね?
幸せになって欲しい。
絶対に絶対に絶対に絶対。
絶対に。
好きな人の幸せを願って悪いことなんてない。
いつまでも君を縛りたくない。
そうゆうことかな。
自分でも言うのもあれだけどさ。
私を遠い過去の素敵な夢。
そう頭の片隅に置いておいてくれたら嬉しいです。
だから、私の分以上に生きて生きて。
誰か他に好きな人をつくって結婚して。
幸せな家庭を築いてね。
そして、ずっとずっと私が笑えなかった分、笑顔でいてね?
ああ、だめだな私。
想像したら、素直に喜べないよ。
死ぬまでにはちゃんと気持ち整理しなきゃだね。
最後に。
最後何回あるんだよとか、細かいことは気にせずに
わがままを1つ、君に言っておきたいと思います。
現世で叶わなかった夢。
来世で私は、君と結婚します。
待ってるから。
見つけに行くから。
だから…
だから、絶対幸せになるんだよ?
好き。
大好きだよ?
愛してます。
また、来世で会いましょう。
これを読み終える君が
永遠に幸せであることを願って。