TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

今回は、米津玄師さんの「アイネクライネ」という曲で物語を作ってみました!

私自身の解釈なので、あたたかい心で読んでくれたら嬉しいです!

ではどうぞ!

あたしは高橋のぞみ

高校2年生だ

4月30日

お昼休み

しょう

のぞみ...

のぞみ

ん?

のぞみ

どうしたの?

彼は松永しょう

あたしの幼馴染だ

のぞみ

ん?

しょう

あのさ

しょう

しょう

放課後さ、言いたいことがあるんだけど

しょう

いい?

のぞみ

あっ.....うん

のぞみ

じゃあ、放課後一緒に帰ろっか

しょう

うん

しょう

ありがと

のぞみ

じゃあまたね

しょう

またね

のぞみ

(しょうが言いたいことってなんなんだろう...)

放課後

正門にて

のぞみ

まだかなぁ...

のぞみ

のぞみ

のぞみ

あっ、来た!

しょう

ごめん、のぞみ

のぞみ

いいよいいよ

のぞみ

帰ろ!

しょう

うん

2人は歩き始める

のぞみ

しょう

のぞみ

しょう

のぞみ

...で、言いたいことって?

しょう

あ、あぁ...

しょう

あのさ

しょう

のぞみ

ん?

しょう

ずっと前から...

しょう

のぞみのこと

しょう

好きだったんだ

でも、この時のあたしの寿命はあと1年しかなかった

10年前

あたしが小学1年生の時

あたしは夜眠れず、リビングに向かっていた

リビングに入るドアの前に来た時、お父さんとお母さんの声が聞こえてきた

突然あたしの名前が聞こえてきたので反射的にあたしは足を止めた

お父さん

お父さん

じゃあ、のぞみはあと10年しか生きられないっていうのか?

お母さん

お母さん

なんでのぞみが...((グスッ

お父さん

...なんで...

のぞみ

えっ...

お父さん

お父さん

のぞみ...?

リビングのドアが開く

お母さん

のぞみ...まさか聞いてたの?

のぞみ

うん...

のぞみ

寝れなかったの

お母さん

お父さんとお母さんが顔を見合わせる

のぞみ

ねぇ

のぞみ

のぞみ、ほんとに死んじゃうの?

お父さん

お母さん

のぞみ

ねぇ!

お父さん

心配しなくて大丈夫だ

お母さん

そうよ

お母さん

大丈夫よ...

のぞみ

のぞみ

ほんとに?

お母さん

...うん

のぞみ

絶対の絶対?

お父さん

うん

お父さん

大丈夫だ

のぞみ

お母さん

よしっ

お母さん

のぞみ?

お母さん

もう寝よっか

のぞみ

うん...

その後布団に入った後、あたしは眠ることができなかった

でも、あたしは自分自身に言い聞かせていたのだ

大丈夫だ、と

だが、悪い予感は、その5年後に的中した

あたしはお父さんとお母さんに呼び出された

お父さん

のぞみ...

お父さん

大事な話があるんだ

のぞみ

えっ...

のぞみ

(まさか...)

お母さん

グスッ

お母さん

お母さん

あのね....のぞみは...小さい頃から

お母さん

び、びょうきなの...

のぞみ

本当に?

のぞみ

あの話は本当だったの?

お父さん

えっ...

お母さん

知ってたの...?

のぞみ

...うん

のぞみ

小さい頃に聞いて...

お父さん

あたしは時々体調を崩して入院していた

それでもあたしは学校に行き続き

友達にも病気がちとしか言わず

笑顔に生きていた

そして、日々を過ごしていくうちに、あたしの余命はあと1年になってしまっていたのだ

そんな時だった

しょうに告白されたのは

しょう

ずっと前から...

しょう

のぞみのこと

しょう

好きだったんだ

のぞみ

えっ

のぞみ

うそ...

しょう

しょう

俺じゃダメかな...?

のぞみ

のぞみ

ダメじゃないけど...

しょうが力強い目で見てくる

のぞみ

(しょうは本気なんだ...)

しょう

どうかな...?

のぞみ

しょうが見つめる

のぞみ

...いいよ

しょう

ほんとに⁈

のぞみ

うん...

しょう

ありがとう!

のぞみ

うん

のぞみ

(ごめん、しょう...)

それからの日々は、あたしの死への執着心を薄めていくほど

幸せに包まれていた

しょう

のぞみー!

のぞみ

ん?

のぞみ

どうしたの?

しょう

あのさ

しょう

今日も一緒に帰れる?

のぞみ

うん

のぞみ

いいよ!

しょう

ありがと!

放課後

しょう

のぞみ!

しょう

帰ろっか

のぞみ

うん!

帰り道

しょう

あのさ...

しょう

照れくさいんだけどさ

のぞみ

ん?

しょう

のぞみとさ今までは幼馴染って関係だったじゃん?

のぞみ

うん

しょう

それがさ

しょう

こうしてのぞみと付き合えて隣に立ててるってほんと夢見たいって思ったんだ

のぞみ

しょう

幸せだよ

しょう

このままずっと隣に居たいって思えたんだ

のぞみ

っ......

のぞみが下を向く

しょう

だから、これからもよろしく

のぞみ

のぞみ

うん...

のぞみ

ありがとう、しょう

しょう

こっちこそだよ

のぞみ

うん

のぞみ

(ごめんね、しょう...)

のぞみ

(やっぱり言わないとダメなんだよね...)

のぞみ

しょう

あっ

しょう

じゃあ、俺こっちだから

しょう

またな

のぞみ

あっ、うん

のぞみ

またね!

のぞみ

.....

のぞみ

(悲しい...)

自分が余命1年しかないことを言えず

ただただ悲しみがのしかかってくるだけの日々

そして

いつか来るお別れと歩いていくのだった

この作品はいかがでしたか?

331

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚