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主
主
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はるてぃー
うた
主
__________________________________ はるてぃー視点 突然だけど、俺には好きな人がいる。それは、同じ部活のたくぱん。 一緒に過ごしてて楽しいし、何より包容力があって、こんな自分にも 存在意義があるんだと思える。そんなかけがえのない存在のたくぱんとは別に もう一人大事な人がいる。それは幼馴染のうた。昔からの付き合いだし、俺が気兼ねなく話せる数少ない人。昔から、うたは俺の特別だった。
うた
はるてぃー
うた
はるてぃー
うた
はるてぃー
うた
はるてぃー
もう気づいたかもだけど、うたもたくぱんの事が好きらしい。それから毎日 うたの恋愛相談に乗るようになった。それからというもの毎日が苦しかった。 うたはいつだって俺の特別だったのに、大切な親友だったのに、うたが告白に失敗することをいつも心のどこかで願っていた。
相談に乗ってから、自分の恋はあきらめると決めていたのにも関わらず、 未だにゆーまに対して未練を持っている自分が何だか浅ましくて強欲な人間に思えてきて、自暴自棄になったりしたこともあった。やっぱりたくぱんは 自分に元気がない事に気づいたようで、俺の事を何かと気にかけてくれた。 そこでまたたくぱんに恋心を募らせる自分がまた嫌になった。
__________________________________ 翌日 ゲーム実況部にて
たくぱん
うた
皆が部室に集合してしばらくしたころ、二人が言い放った言葉に呆然とした。 皆は驚きながらも二人の事を祝福していた。皆にもみくちゃにされながら、 たくぱんはこっちを向いていつものようにニコッと微笑んだ。けれど俺には いつもと全く違うものに見えてしまった。あの笑顔はもううただけの物だ。
うた
はるてぃー
まるで自分に言い聞かせるように、ポツンと置くような口調で言い放った。 うたも、たくぱんも俺の友達,,,,俺のせいじゃない,,,よな,,,?
はるてぃー
早足で、逃げるように教室を出る。靴を履いて外に出ると何だか 目頭が熱くなって、頬に涙がつたった。なんだか自分が急にみじめに思えて、 悔しくなった。俺は部長だから,,,,うたの親友だから,,,みんなの意見を尊重 しないとだから,,,,。みんなが二人を祝福した。喜ぶべきことなのに素直に 喜べないっ自分が嫌になった。
たくぱん
はるてぃー
たくぱん
こんな時まで俺のことを心配してくれるたくぱんは、やはり優しい人だ。 言いたいことが喉に突っかかって出てこない。そんな俺をたくぱんは 優しく抱きしめてくれた。また涙が出てきてたくぱんの胸を濡らした。
たくぱん
はるてぃー
曇りがちだった空からだんだんと雨が降ってきた。俺のほうが背が小さいから たくぱんが、濡れないよう俺に覆いかぶさる形になっていた。そんな細かい 気づかいすらも、俺にとっては何か胸に空いた穴を満たしてくれた気がした。
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主
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主
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主
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