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AM6:30 聞き慣れたアラームの音で目が覚める。 「はぁ…今日休みなの忘れててアラームかけっぱなしだった、最悪〜…」 時は2xxx年。 「まぁいいや、起きちゃったことだし散歩でもするか…」 まさか、こんなことになるとは誰も予想しなかっただろう。 ________________________________________ 私は不老不死だ。昔、見知らぬ魔女に不老不死の魔法をかけられたせいで、事実的に歳はとるが体、見た目は全く老けないのだ。 だから体の年齢はずーーーっと15歳で止まってる。身長もうちょい伸びてほしいのに、この魔法のせいで全く伸びない。ちくしょう。 そして、そんな私は200年ほど前に国を建て、治めていたことがあった。我々国という名で、とても栄えていた。 それで、そこで出会った仲間が、……………… はぁ、だめだ… この話をしようとすると頭が痛くなる。まるで体が 「思い出したくない」 と嘆いているかのように。 だからごめんね。これ以上は話せないや。 ________________________________________ 呑気に散歩をしていると、急に本が読みたくなった。ちょうど図書館に近いところにいるし、行くことにした。 「なんかよさそうなのないかなー」 そう呟いて、私は魔法を使って透視しながら面白そうな本を探す。 魔法が普及してきた現代のこの国では、昔と違って街中でも魔法を使いやすくなった。私が不老不死だと聞いてとても驚く人は少なくなったし、今の暮らしは私にとってとても快適なものなのだ。 そして、探していると_ 「うわぁっ、!!眩しっ、、?!」 透視していると一冊の本がやけにキラキラと光を放っている。私は眩しすぎてすぐに透視をやめた。そしてその本のある場所に近づく。 「うわっ、絶対これじゃん…」 随分と昔に書かれたもののようだ。私は何故か興味が湧き、1ページ目を開いた。 数ページ読んでみてわかった。 どうやらこの本は、私が国を治めていた時代に書かれたもののようだ。益々興味が湧いた私は、夢中になってその本を読み進めた。 半分くらいを読み終えた。だいぶ分厚いこの本は、読み終わるのにかなり時間がかかるだろう。 それと、どうしてだろう。どうしてもこの物語に既視感がある。主人公は男性だが、ストーリー性が、ものすごく、ものすごく……… 私の生きたあの時代の、幹部達との日常に、似ていたんだ。 「これって、もしかして、、……ぅ、…」 突然、昔の仲間のことが頭によぎる。 心臓がバクバクする。全身が震える。 だが、今回は頭が痛くなることは無かった。 そして私は無意識にこう呟く。 「あの時、断っていなければっ、…………」 だめなのに。 もう、忘れなきゃいけないのに。
200年前
???
You
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You
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You
You
You
You
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ドウシテ?
You
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