俺
君は……誰?
そこに居たのは、 全く知らない女の子だった。 上質な白いワンピースに、 白く輝く髪の毛。 それに、俺に瓜二つな瞳を持った 女の子。
彼女は美しく儚げ。
人形の様で 直ぐに壊れてしまいそうだった
女の子
私の事……分からない?
知らないはずの俺の顔を見て
彼女はとても傷ついた顔をした。
俺
(首を横に振る)
俺
……
女の子
……(泣いている)
俺
っ!
俺
ごめんなさい…
女の子
謝らないで……
彼女は、何処かで見た事があるような、
俺の心に空いた穴の形と同じような、
そんな気がした
俺
(でも………)