拓哉
加那、夕飯、どーする?
加那
どうしよっか。私作るね!
拓哉
お母さんもお父さんもいないから、負担かけてごめんな。
加那
あ〜、気にしないで!タクはお勉強、頑張ってね! 来週末、大事な試験なんでしょ?加那はないから!
拓哉
うん、ありがとう。でもお前ももう中3やから、受験控えてるねんで?
加那
いーの!加那よりタクのほうが早いもん!加那はずっと先!
拓哉
…いい子だね。
加那
はいはい、勉強!
この2歳差の兄妹には、ある秘密があった。それを加那は、知る余地もなかった。
拓哉
うわぁ!美味そ!
加那
召し上がれ!絶対まずいけど…
拓哉
拓哉
お前、この短時間でコレ作れるなんて、クオリティ高いな。
加那
ハート型ってのもいいでしょ?女子力のかたまりだよ!
加那
味はどう?
拓哉
…!美味いっっっ!
加那
あははは!タクウケる!そんな美味しくないよ、加那が作ったんだもん。なんか、加那たちカレカノみたいだね!
拓哉
え…?
加那
あ、なんでもなーい♡
拓哉
あははは、あははは。
拓哉
っでもこれ、本当にうまいよ?加那、誰かに作ってんな?
加那
いや、お友達と遊びに行く時とかに加那自分でお弁当作ってて。ほら、これ!
加那
拓哉
うわすげえ!俺にも作ってよ?
加那
いいよ!えっ、正気?こんなまずいまずーいのを?
拓哉
うまいって!内緒やけど、母さんよりうまい。
加那
えー!ママに言っちゃおー
拓哉
加那ぁ〜!
この夜、2人で仲良く夕飯を食べて加那は寝た。でもその可愛い寝顔に、拓哉は悩まされていた。
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