ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ビュオーーーッ
タケミチ
容赦なく吹き付けるかぜ
まるで空に蓋をするように分厚い雲
何も知らずに明るく輝く街
タケミチ
タケミチ
タケミチ
あの東卍追放の一件からオレの時間はより一層苦しくなった
学校では一人ぼっちは当たり前
もはや嫌がらせまでもある
帰る家もなければ宛もない
街をブラついても東卍の奴らに見つかればリンチにされる
その他のゴロツキでも同じこと
体に手を出されていないだけマシかもしれない
それが二週間ほど前に始まった事だ
オレの心は限界だった
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
ここはある廃墟ビルの屋上
今までみんなと笑いあってきた街が目下に広がる
綺麗だなぁ
タケミチ
もう…いいや
あんなに…文字通り死ぬ気で頑張ったことがたった一瞬で崩れ落ちて行った
オレの今までを否定された気分だ
タケミチ
タケミチ
ポロッ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
そうだよ
もう終わりにしよう
そう思い屋上の端に立つ
タケミチ
タケミチ
ポロッ
ボロボロッ
涙が止まらなかった
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
今更になって悲しさが込み上げてくる
今まで我慢していたことを空にぶちまけるかのように叫んだ
もう遅いんだ…
手遅れなんだ…
頬を濡らす涙を乱暴に拭い
覚悟を決める
タケミチ
タケミチ
クソッタレな世界
イヌピーくん
ココくん
タケミチ
グッ
足を踏み出した瞬間自分を呼ぶ声がして屋上の端より少し奥まで引っ張られる
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
急な展開に頭が追いつかない
イヌピーくん
ココくん
ココくん
イヌピーくん
タケミチ
ココくん
イヌピーくん
イヌピーくん
イヌピーくん
イヌピーくん
イヌピーくん
ココくん
ココくん
タケミチ
二人の言葉に心が締め付けられる
タケミチ
タケミチ
思い切って聞いてみる
正直返事を聞くのがものすごく怖い
でも
この2人なら信じることができるかもしれない
イヌピーくん
イヌピーくん
タケミチ
想像していたものと全く別の答えが帰ってくる
ココくん
ココくん
イヌピーくん
二人の言葉に目を見開く
二人はあの日集会にいなかった、二人の話を聞くとどうやらモブ田とモブ輔について調べていたらしい
二人はハナからオレが無実だと確信していたんだ
タケミチ
止まったハズの涙もまた溢れ出して来た
タケミチ
イヌピーくん
ココくん
二人は泣き出したオレを優しく抱きしめてくれた
その暖かさが涙の流れを助長させる
タケミチ
三途くん
三途くん
しばらく三人で抱き合っているときいきなり聞き覚えのある怒鳴り声が聞こえた
コメント
2件
(o^∀^o)東卍 主様のイイネ数を、1万にするまで…大切な人にあえませ~んw武道ちゃんと同じ気持ちあじわえよ~!
武道さんが可哀想東卍絶対許されない事してくれたね女殴らないって言ってたのは、どこのどいつかなぁ?そりゃあ武道さんが言いたい事わかる🥺