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俺の後輩

第1話 - 俺の後輩

2021年12月10日

#君との出会い

仮名

学校から家に帰るとその女から連絡が来ていた

謎の少女

ゆうたよろしく

ゆうた

よろしく

ゆうた

そういや君の名前は？

謎の少女

自己紹介聞いてなかったの？

ゆうた

ごめん聞いてなかった笑笑

謎の少女

もう私の名前は

まな

ゆうた

まなかあらためてよろしくね

まな

こちらこそ

ゆうた

（どこか懐かしい名前だな）

ゆうた

どこかであったことあったっけ？

まな

いやあったことないと思うどうして？

ゆうた

いやなんか懐かしい名前だったから

まな

なにそれ笑

ゆうた

笑笑

まな

ゆうたはさ、運命って信じてる？

ゆうた

運命？ん〜どっちかっていうと俺は化学的なものを信じるタイプだからな〜

まな

そっか…

ゆうた

なんでそんなこと聞くの？

まな

いや、私はねこの世の出来事のほとんどが運命的だと思うの

まな

今日こうして私とゆうたが出会ったのも運命だと思ってる

ゆうた

そうか、まぁそういう考え方もあるのかもな

ゆうた

（ちょっと変わってる奴なのかな）

まな

うん、でもね私運命は信じてるけど奇跡ってのは信じてないの

まな

奇跡なんて、起きないと思ってる

ゆうた

お、意外だな。まなならそういうのも信じてるかと思ったのに

ゆうた

でも俺、奇跡って呼べる出来事が一回だけ起こったことがあるぞ

まな

本当に？どんなの？

ゆうた

俺な，幼い頃事故に遭ったんだよ。幼い時の記憶だから微かにしか覚えてないけど母さんと2人で歩いてた時の話なんだ

ゆうた

後ろからでっかいトラックに2人とも跳ねられたらしい

ゆうた

2人とも意識不明の重体だったんだが、2人とも助かったんだよ。後遺症も残らず

まな

そんなことがあったんだ、無事で良かったね

まな

その時怪我はしてなかったの？

ゆうた

それが不思議なことに怪我してなかったんだよ

ゆうた

母さんが言うには体全体にバランス良く衝撃が走ったから無傷だったと言ってた

まな

そうだったんだ。じゃあそれは奇跡だね

ゆうた

だろ？これはまさしく奇跡なんだよ

まな

もう時間も遅いしそろそろ寝ようかな

ゆうた

そうだな俺もそろそろ寝るかな

まな

じゃ、また明日学校で

ゆうた

おう、おやすみ

まな

おやすみ

ゆうた

はぁ〜学校はなんで朝からあるんだ

ゆうた

眠たくてしょうがない

まさる

朝からそんなでかいため息ついて便秘か？

ゆうた

大事な物まで出ちゃってんじゃねーかってくらい快便だよ

まさる

あはは、そりゃ安心だな

ゆうた

お前はいつ見ても楽しそうだなテンション低い日とかねぇのかよ

まさる

来世にはそういう日も来るんじゃねーかな

ゆうた

全くお気楽なもんだな

ゆうた

とりあえず教室行くぞ

こいつは俺の友達まさるだ、幼馴染で俺とこいつは2人で一つみたいなもんだ

ゆうた

友達出来たか？

まさる

まぁそこそこかな

ゆうた

まじかよ、俺なんかまだほとんど喋ってないぜ

まさる

お前はいつも慎重すぎるんだよ、気楽に行け気楽に

ゆうた

それが出来たら苦労しねぇって

まさる

まぁな笑

ゆうた

（まなはまだ来てないのか…）

ゆうた

づっ！

まさる

どうした？大丈夫か？

ゆうた

あぁ、大丈夫だ、

ゆうた

あがっ！

まさる

おい、どうしたらゆうた、ゆうた！

担任

どうした！大丈夫か！？

担任

保健室に連れて行く！誰か手伝え

まさる

俺が手伝います！

ゆうた

ん

ゆうた

なんだ？どこだここは？

ゆうた

ん？向こうに誰かいる？

女性

さぁこっちよおいで

少年

はーい

ゆうた

親子か？あの親子にここはどこなのか聞いてみよう

ゆうた

あの、すみません

ゆうた

すみませーん！

ゆうた

（聞こえてないのかな、）

すると横からトラックが走ってきた

ゆうた

ん、あのままじゃ当たるぞ

ゆうた

おい、見えてないのか避けろ、

ゆうた

おい！危ない！避けろ！

トラックが横切った

ゆうた

まさか，轢かれたんじゃ

ゆうた

あれ、あの親子はどこだ

ゆうた

消えた？たしかに撥ねられた音もしなかったトラックもスムーズに進んでた

ゆうた

どういうことだ？ここは一本道だぞ

ゆうた

なんだ？誰かの声がする俺を呼んでる？

まな

ゆうた

ん、ここは？

まな

ようやく目が覚めたの保健室だよ

ゆうた

保健室？なんで保健室に？

ゆうた

あれ、俺そういやさっきまでまさると…

まな

覚えてないの？急に頭を抱えて倒れたんだって先生が言ってたよ

ゆうた

そうだったのか、

ゆうた

（何か変な夢のようなものを見ていた気がするんだが、気のせいか）

まな

てか、もう学校終わっちゃったよ

ゆうた

え！そんなに寝てたのか，俺

ゆうた

てか、お前はなんでここに？

まな

それは、その，ちょっと忘れ物したんだよ、

ゆうた

保健室にか？

まな

違うよ教室に，で、ゆうたがまだ寝てるって聞いたから見にきたの

ゆうた

あぁそうだったのかわざわざ悪いな

まな

一応病院行ったほうがいいよ原因不明なんだし

ゆうた

そ、そうだな帰ったら行くことにするよ

ゆうた

（何か引っかかるな今日は2日目で掃除だけだから忘れるようなものは何もないはず）

ゆうた

（まぁそんなことはどうでもいいか、とりあえず病院に行こう）

まな

ゆうた？どうしたの？

ゆうた

ん？何がだ？

まな

目、涙出てるよ

ゆうた

え、本当だなんで

まな

もしかして失恋？

ゆうた

ちげぇよ、恋なんてしたこともねぇ

ゆうた

（なんで，俺泣いてるんだ？）

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