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コメントとフォロー失礼します。 言葉のひとつひとつがなんかすごくて世界に入り込める感じがしました、、、!! 題名からして面白そうだとは思ったけど、中身開けて見たらまじでおもしろかったです!
少女
夕暮れ時、独りの少女が神社を訪れた
少女はどこか虚ろな目をしていた
階段を一歩一歩あるいていく
空が紅く、夜が近付いていた
少女
少女がふと口にだした
階段をのぼっていくと、草木の音と虫たちの声が少女に優しく響いた
足を止めて、階段に座り目を閉じた
不意に少女は涙を流した
そして目を開け、また歩き出した
神社についた少女は、ゆっくり深呼吸をした
賽銭におかねをいれ、鐘を鳴らした
二礼
二拍手
一礼
少女
声に出してしまったと、少女ははっとした
そしてまた、虚ろな目になった
カラスが鳴いた
少女が歩き出した
少女は震えていた
立ち止まって深呼吸をした
そしてまた、歩き出した
???
不意に目の前に現れた狐の耳をした人が現れた
しかし少女はまるで何もなかったように歩き出した
???
???
少女
???
???
少女は狐の耳の人に目を向けた
それを見て狐の耳の人はククッと笑った
そして、目を赤くした
???
少女
???
???
神様
神様
神様
神
という言葉を聞いて少女は少しだけ目を輝かせた
少女
少女
神様
少女
少女
少女
少女
少女は目を輝かせながら言った
神様は少女から目をそらした
そしてすぐ、目を少女にもどした
神様は少女に顔を近づけてこう言った
神様
少女は小さく頷(うなず)いた
少女は神様に抱かれ、ふっと姿を消した
神様
神様は満面の笑みで少女を見つめていた
そしてニヤリとした
神様
少女は喜びの表情を浮かべていた
神様
少女
神様は困った顔をした
神様
神様
神様は少女の手を握った
また、少女の顔は明るくなった
神様は少女にいそんな地獄を見せた
それはどれも恐ろしいものだった
中には言葉にすら出来ない程のものもあった
それでも少女は目をそらさず、見ていた
神様
少女
少女
少女
神様
少女
少女
神様
神様
神様
神様が少女の手を引っ張った
また、少女は明るい表情になった
その顔を見た神様も、ニコっと笑った
地獄を全てめぐった後、神様は鳥居の前で止まり、少女の手をはなした
神様
神様
少女は鳥居の前で止まった
少女
少女
少女
神様は真剣な顔で少女を見つめた
神様
少女
神様
神様
神様
少女
少女
少女
神様
神様
神様
神様
少女
少女は何も話さなかった
しばらくした後、神様は口をひらいた
神様
少女
神様
神様
神様は自分の髪飾りを少女につけた
少女はつけてもらった髪飾りを手で触って確認した
神様
神様
少女
神様
神様
神様
少女の頭をポンとなでた
神様
神様
神様は少女を抱きしめた
神様
神様
少女
少女
少女
少女は泣きながらそう言った
神様
神様
少女は大きく頷(うなず)いた
目を開けると、そこは最初にいた神社だった
少女は神様からもらった髪飾りを手で触った
少女
少女
少女
少女
そして、少女は帰っていった
少女の目は、明日を見ていた