テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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あの日から…

第7話 - 意志

2023年01月10日

#進撃の巨人

#夢小説

Fairytail🖤⋆͛*͛

ミア

ではスタート！

ミア

ミカサ！

ﾌﾟｼｭｰ!

ミア

ミカサ！早くしないと…

ミカサ

あの巨人

ミア

え？うｯ

アルミン

共食い

ｸﾞｱｱｧｱｱｧ!

アルミン

体を再生出来ないのか

ミカサ

どうにかしてあの巨人の謎を解明出来れば

ミカサ

この絶望的な現状を

ミカサ

打破するきっかけになるかもしれないと

ミカサ

思ったのに…

ライナー

同感だ

ライナー

あのまま食い尽くされちゃ

ライナー

何も分からずじまいだ

ライナー

あの巨人にこびりついてる奴らを

ライナー

俺達で排除して

ライナー

とりあえずは延命させよう

ジャン

正気か？ライナー！

ジャン

やっとこの窮地から脱出できんだぞ！

アニ

例えば

アニ

あの巨人が味方になる可能性が

アニ

あるとしたらどう？

アニ

どんな大砲よりも強力な武器になると思わない？

ジャン

あ…味方だと？本気で言ってんのか？

ﾀﾞｯﾀｯﾀﾞｯ

アルミン

あいつは

アルミン

トーマスを食った奇行種だ！

ｳｱｱｧｧｧｱｧｱ!!

ﾄﾞｫﾝ!

ジャン

お…おい

ｳｱｧｱｱｧ!

ジャン

何を助けるって？

ジャン

流石に…力尽きたみてぇだな

ジャン

もういいだろ！ずらかるぞ！

ジャン

あんな化け物が味方なわけねぇ！

ジャン

巨人は巨人なんだ

ジャン

ん？あぁ？

ジャン

何だよ一体…

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ﾌﾟｼｭｰ!

アルミン

ミア！

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ミア

ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ…

ｷﾞｭｯ

ミア

あｯ…

ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ

ミア

ｳｸﾞｯ…ﾋｯｸ…

ミア

ｱｧ"…ﾋｯｸ…ｳｸﾞ

ﾌﾟｼｭｰ!

アルミン

(エレンだ…)

アルミン

(切断されたはずの腕と足がある)

アルミン

(エレンはあの時巨人に飲み込まれた)

アルミン

(あの時…)

アルミン

一体…何が…

ジャン

これをエレンが

ジャン

やったって事か？

1回榴弾打たれて作戦練ってる所まで飛ばすぜ

アルミン

……

ミア

これは…

ミカサ

エレンが私達を守った

ミカサ

今はそれだけ理解してればいい

ミア

うん…

アルミン

内側にだけ…花？

エレン

おい！

エレン

大丈夫か？お前ら！

アルミン

エレンこれは？

エレン

わからんただこいつはもう蒸発する

エレン

巨人の死体と同じだ

エレン

少し離れるぞ

エレン

まだ様子を伺ってんのか放心してんのか…

エレン

今のところは駐屯兵団に動きは見られないが

エレン

最終的には攻撃を続行するだろう

エレン

こんなもん見せた後で会話出来る自身は俺には無い

エレン

ただ…一つだけ思い出した

エレン

地下室だ…俺ん家の地下室

エレン

そこに行けば全て分かるって親父が言ってた

エレン

俺がこうなっちまった原因も親父だ

エレン

地下室に行けばおそらく

エレン

巨人の正体も分かるんだ

エレン

クソ！

エレン

だとしたら何で隠した！

エレン

その情報は

エレン

何千人もの調査兵団が命を落としても求め続けた

エレン

"人類の希望"ってやつじゃないのか？

エレン

それを俺ん家に地下室に大事にしまっていたっていうのか？

エレン

何考えてんだ？一体

エレン

そもそも

エレン

俺たちを5年もほっといてどこで…

ミカサ

エレン

ミカサ

今は他にすべき事がある

エレン

あぁ

エレン

俺は…

エレン

ここを離れる

アルミン

どこに？どうやって？

エレン

とりあえずどこでもいい

エレン

そこから壁を越えて地下室を目指す

エレン

もう一度巨人になってからな

アルミン

そんな事ができるの？

エレン

自分でもどうやってるかわからん

エレン

でもできるって思うんだ

エレン

どうやって自分の手を動かしてるのか

エレン

説明できないようにな

エレン

さっきは

エレン

無意識に砲弾を防ぐ事だけを考えた

エレン

だから

エレン

それ以上の機能も持続力も無く朽ちた

エレン

今度はもっと強力なやつを…

エレン

さっき巨人どもを蹴散らしたような

エレン

15m級になってやる！

ミア

エレン

ミア

鼻血が

アルミン

顔色も酷いし呼吸も荒い

アルミン

明らかに体に異常をきたしている

エレン

今は体調不良なんてどうでもいい

エレン

俺に考えが2つある

エレン

俺を庇ったりなんかしなければ

エレン

お前らは命まで奪われない

エレン

もう既に迷惑掛けちまったが…

エレン

俺はここから単独で動こうと思う

アルミン

え？そんな

アルミン

僕は…

ミカサ

エレン

ミカサ

私も行く

エレン

駄目だ

ミカサ

私が追い付けなければ

ミカサ

私に構う必要はない

ミカサ

ただし私が従う必要もない

エレン

いい加減にしろって言ってんだろうが

エレン

俺はお前の弟でも子供でもねぇぞ！

ミア

私も行く

エレン

は？

エレン

何お前までおかしな事を！

ミア

私も鍵もってる

ミア

地下室の

ミア

どちらかが扉の鍵

ミア

どちらかが部屋の中の"何か"の鍵

ミア

そうなんじゃない

ミア

とりあえず今は…

ミア

そう考えるしか

アルミン

(今のところ)

アルミン

(駐屯兵団が白兵戦を仕掛けてくる気配はない)

アルミン

(そんな気配があれば)

アルミン

(2人が野良猫よりも早くに察知しているだろう)

アルミン

(最短時間で砲弾が装填されたとして)

アルミン

(あと20秒ほどかかるだろうか)

アルミン

(エレンとミアはそれ以内に行動してここから去って行くだろう)

アルミン

(もうこれが…)

アルミン

(僕達の最後…)

アルミン

(結局僕は最後まで)

アルミン

(臆病者以外の何かにはなれなかった)

アルミン

(僕は何度も3人に助けられたけど)

アルミン

(僕が3人を助けた事はとうとうー度もないままだ)

アルミン

(これでどうやって)

アルミン

(対等な友人な言えるだろうか？)

アルミン

(どうやって僕も)

アルミン

(一緒に行く)

アルミン

(なんて事が言えるんだ)

アルミン

(ついて行ける自信も無いのに)

アルミン

(もうこれで…)

アルミン

(4人が揃う事もないだろう)

ミカサ

エレン私は

エレン

待てよミカサ

エレン

考えは2つあるって言っただろう

エレン

アルミン後はお前の判断に任せる

アルミン

え？

エレン

俺だって

エレン

今の話が現実性を欠いている事はわかってる

エレン

この巨人の力は

エレン

兵団の下で計画的に機能させるのが

エレン

一番有効なはずなんだ

エレン

無茶を言うが

エレン

アルミンがもしここで俺は脅威じゃないって事を

エレン

駐屯兵団に説得できると言うなら

エレン

俺はお前を信じてそれに従う

エレン

これが2つ目の考えだ

エレン

お前が出来ないと言うならさっきの最終手段に出る

エレン

15秒以内に決めてくれ

エレン

できるかできないか

エレン

俺はどっちでもお前の意見を尊重する

アルミン

エレン

アルミン

どうして僕にそんな決断を託すの？

エレン

お前ってやばい時ほど

エレン

どの行動が正解か当てることが出来ただろ？

エレン

それに頼りたいと思ったからだ

アルミン

え…いつそんな事が？

エレン

色々あっただろ

エレン

5年前なんか

エレン

お前がハンネスさんを呼んでくれなかったら

エレン

俺もミアもミカサも

エレン

巨人に食われて死んでた

アルミン

(僕が勝手に思い込んでただけだ)

アルミン

(勝手に自分は無力で足でまといだと)

アルミン

(3人はそんな事思ってなかったのに)

エレン

アルミン時間が無い

アルミン

(僕に命を預けると言っている3人は)

アルミン

(僕がこの世で最も信頼している人間だ)

アルミン

これ以上の説得力がとこにある？

アルミン

必ず説得してみせる

アルミン

3人は極力抵抗の意思がない事を示してくれ

ミア

うん

ミカサ

(｡_｡`)ｺｸ

エレン

うん

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ｶﾞﾀﾝ!

駐屯兵

うわｯ！止まれ！

ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

駐屯兵

ついに正体を現したな化け物め！

駐屯兵

送るぞ私は合図を送る！

まぁいいところなんですけどとばします

石を門の所に運んで置くって説明するところからです！(？)

ピクシス

注目！！

ピクシス

これよりトロスト区奪還作戦について説明する

ピクシス

この作戦の成功目標は

ピクシス

破壊された扉の穴を塞ぐ事である！

ピクシス

穴を塞ぐ手段じゃが…

ピクシス

まず2人を紹介しよう

ピクシス

訓練兵所属

ピクシス

エレン・イェーガー

ピクシス

同じくミア・イェーガーじゃ

ピクシス

彼は我々が極意に研究してきた

ピクシス

生体実験の成功者である

ピクシス

彼は巨人の身体を精製し

ピクシス

意のままに操る事が可能である

ピクシス

そしてミア・イェーガー

ピクシス

イェーガー家長女である

ピクシス

彼女は最も高い成績を収めた者じゃ！

ピクシス

その高い成績から彼のサポートをしてもらう事になった

ピクシス

今までの成績なら生き残る事が可能であると考えた

一方壁の下では

コニー

んんｯ？！

コニー

なぁ今司令が何言ってんのか分かんなかったが

コニー

それは俺が馬鹿だからじゃねぇよな？

ユミル

ちょっと黙っていてくれ馬鹿

ピクシス

巨人と化した彼は

ピクシス

全問付近にある例の大岩を持ち上げ

ピクシス

破壊した扉まで運び穴を塞ぐ

ピクシス

諸君らの任務は

ピクシス

彼が岩を運ぶまでの間

ピクシス

2人を他の巨人から守る事である

飛ばします

ﾄﾞｶｧﾝ!

ｳｱｱｧｱｧｧｧｱｱｧ!!!

ミア

もしかして…

ﾀｯﾀｯﾀｯ

駐屯兵

イェーガー

ﾄﾞｶｧﾝ!

ﾌﾟｼｭｰ!

駐屯兵

おい！イェーガーよせ！

駐屯兵

そいつから離れろ

ミア

エレン！

ミア

私が分からないの？

ミア

…貴方はこの大岩で穴を塞がなくてはならない！

ﾊﾞﾝ!

ミア

エレン！

ミア

エレンは人間！

ミア

貴方は…

駐屯兵

イェーガー避けろ！

ｳｱｱｧｧｧ!!

ﾄﾞｶｧﾝ!

駐屯兵

なんだあいつ

駐屯兵

頭の悪い普通の巨人じゃないか

駐屯兵

イアン班長！

駐屯兵

前方から巨人2体接近！

駐屯兵

10m級と6m級です！

駐屯兵

後方からも1体こちらに向かってきます！

駐屯兵

イアン撤退するぞ

駐屯兵

あのガキ扉塞ぐどころじゃねぇよ

駐屯兵

あぁ仕方ないがここに置いていこう

駐屯兵

おい何迷ってんだ指揮してくれよ！

駐屯兵

イアンお前のせいじゃない

駐屯兵

はなっから根拠の気薄な奪還作戦だった

駐屯兵

みんなわかってる！

駐屯兵

試す価値は充分あったしもう充分試し終えた

駐屯兵

いいか！俺達の班は壁を登るぞ！

ミカサ

…

ﾀｯﾀｯﾀｯ

駐屯兵

待て！

駐屯兵

落ち着けアッカーマン

駐屯兵

リコ班！後方の12m級を殺れ

駐屯兵

ミタビ班と俺の班で前の2m級を殺る

駐屯兵

何だって？

駐屯兵

指揮権を託されたのは俺だ

駐屯兵

黙って命令に従え

駐屯兵

イェーガーを無防備な状態のまま置いては行けない

駐屯兵

作戦を変える

駐屯兵

イェーガーを回収するまで彼を巨人から守る

駐屯兵

彼は人類にとって貴重な可能性だ

駐屯兵

簡単に放棄できるものではない

駐屯兵

俺達とは違って彼の代役は存在しないからな

駐屯兵

あの出来損ないの人間兵器のために

駐屯兵

今回だけで数百人は死んだだろうに…

駐屯兵

あいつを回収して

駐屯兵

また似たような事を繰り返すっての？

駐屯兵

そうだ

駐屯兵

何人死のうと何度だって挑戦すべきだ！

駐屯兵

イアン！本気なの

駐屯兵

なら人類はとうやって巨人に勝つって言うんだ！

駐屯兵

リコ教えてくれ

駐屯兵

他にどうやったらこの状況を打開できるのか

駐屯兵

人間性を保ったまま人を死なせずに

駐屯兵

巨人の圧倒的な力に打ち勝つにはどうすればいいのか！

駐屯兵

巨人に勝つ方法なんて…私が知ってるわけない

駐屯兵

あぁ…

駐屯兵

だから俺達が今やるべき事はこれしかないんだ

駐屯兵

あのよく分からない人間兵器とやらのために

駐屯兵

命を投げ打ってけなげに尽くす事だ

駐屯兵

悲惨だろう？

駐屯兵

俺達人間に唯一出来る事なんてそんなもんだ

駐屯兵

さぁどうする？

駐屯兵

これが俺達にできる戦いだ

駐屯兵

俺達に許された足掻きだ

駐屯兵

そんなの納得できない

駐屯兵

リコ！

駐屯兵

作戦には従うよ

駐屯兵

貴方の言っている事は正しいと思う

駐屯兵

必死に足掻いて

駐屯兵

人間様の恐ろしさを思い知らせてやる

駐屯兵

犬死なんて納得できないからね

駐屯兵

後ろの12m級は私の班に任せて

駐屯兵

行くぞ俺達は前方の2体だ

駐屯兵

あぁ

ミカサ

ありがとうございますイアン班長

駐屯兵

アッカーマン礼には及ばない

駐屯兵

お前が何をやり出すか分かったもんじゃないから

駐屯兵

肝を冷やした

駐屯兵

イェーガーとアッカーマンは

駐屯兵

当時の作戦通り自由に動くんだ

駐屯兵

その方がお前らの力が発揮できるだろう

ミア

はい

ミカサ

はい

駐屯兵

恋人を守るためだからな

ミカサ

家族です

駐屯兵

イェーガー､家族または兄の事を守るためだからな

ミア

はい！

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ミカサ

(破損した部分が修復されてない)

ミカサ

(以前の損傷が原因？)

ミカサ

(エレンへの影響は？)

ミカサ

(そもそもエレンが再び元の姿に戻れる保証は？)

ミカサ

(いやよそう)

ミカサ

(私が考えてもわかるわけが無い)

ミカサ

(今は私達にできる事をやる！)

ミア

(やっぱり巨人化は無闇にするもんじゃないな)

ﾌﾟｼｭｰ!

アルミン

エレン…

アルミン

何をしているんだエレン…

ﾌﾟｼｭｰ!

ミア

扉からもまた入ってきてる…

ｼｭｰ!

ｼﾞｬｷﾝ!ｼﾞｬｷﾝ!ｻﾞｼｭ!

ミア

10m級4体…

駐屯兵

イェーガー！

駐屯兵

アッカーマンと同じく後ろを頼む

ミア

了解！

ﾀｯﾀｯﾀｯ

駐屯兵

イェーガーのサポートも忘れるな！

ミア

はい！

ｼｭｰ!

ｻﾞｼｭ!ｻﾞｼｭ!

ミア

なんでこんなに巨人が

ミア

人間の数は少ないのに

ミア

……まさかエレンに引き寄せられてる？

ミア

とりあえずエレンを守らなきゃ

ミア

一応兄だもんね､

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ﾌﾟｼｭｰ!

アルミン

ミア！

ミア

アルミン！

ミア

アルミンは囮班じゃ…

アルミン

今はそんな事どうでもいい！

アルミン

作戦はどうなった？

アルミン

エレンはどうなっているんだ？

ミア

危険だから離れて！

ミア

その巨人にはエレンにの意志が反映されてない！

あの日から…

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