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名前 琉火 性別 女 年齢 15歳 能力世代 第3世代能力者
太陽暦佰九拾八年
東京 浅草
紅丸
焔ビトの鎮魂を終え現場を歩いていた俺は 視界の隅に人影を捉えた
俺が其方を向くとその人影は ビクリと身体を震わせた
紅丸
??
微かに声を出して口を開いたり閉じたりを 繰り返す子供を見る
ボロボロでサイズが少し大きい半袖の服
服の間から見える 細く肉付きがまるでない肩
それを見て俺は思わず顔を顰めた
紅丸
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紅丸
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??
紅丸
紅丸
紅丸
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紅丸
紅丸
??
紅丸
紺炉
紺炉
紅丸
俺は紺炉に囁く
紅丸
紅丸
紅丸
紺炉
紅丸
紅丸
紅丸
紺炉
紺炉
紅丸
紺炉
紺炉
??
紺炉
??
紺炉
紅丸
紅丸
紅丸
??
琉火
紺炉
琉火
紺炉
紺炉
紺炉
紅丸
紅丸
その人は私に手を差し伸べた
琉火
よくわからなくてその人を見ると 少し驚いた顔をしていた
だけどすぐに前を向いて 私の手を握った
琉火
それは今まで感じたことの無い 人の体温だった
温かいとはこういうことなんだろう
紺炉に琉火を風呂に入らせるよう言われ 俺は浴室に連れていこうと 琉火に手を差し伸べた
だけどよく分からないと言った様子で じっとこちらを見つめる
名前というものを知らない
手を繋ぐことも知らない
なら、お前は親に何を与えられてきた
どうすればそんな親を あんな危険な場所で待つことが出来る?
……いや
責め立てるような聞き方をしたって 親と同じになる
今はここで安心してくれればいい
そう思い直し、俺は琉火の手を引いた
紺炉
風呂から上がり、髪を乾かした琉火は 紅の横でじっと俺が作った飯を見つめる
紅丸
琉火
紺炉
紺炉
琉火
恐る恐る口に運ぶ琉火の隣を見ると 紅が小さく頷いた
琉火
琉火
紺炉
腹が減っていたのだろう 琉火はゆっくりと食べ進めていく
しかし琉火は急に手を止めた
俺と同じく飯を食いながら見ていた紅も その異変に気づく
すると紅は琉火の手を取った
紅丸
紅丸
紅丸
紅丸
琉火は俺達を交互に見た
そして少し笑って言った
琉火
笑えることに俺は少し安堵した
また飯を食べだした琉火に 俺は話しかける
紺炉
紺炉
紺炉
琉火
紅丸
琉火
紅丸
紅丸
琉火
紺炉
飯を食い終わった様子の琉火に話す
紺炉
紺炉
紅丸
紅丸
琉火
??
琉火
琉火
紅丸
紺炉
紅丸
紅丸
紅丸
琉火
紅丸
紅丸
紺炉
紺炉
琉火
私がそう言うと2人は目を見開いたあと 優しく笑った
琉火
それは今まで見たことがない顔だった
紅丸
紅丸
琉火
紅丸
『お前の炎を使った戦い方だ』