君と俺は音楽で繋がる

俺はらっだぁ、

何処にでもいる男子中学生だ。

俺のお父さんは俺に興味がなく、

挨拶をしても無視されるし、

普通に話しかけても無視される。

母親は俺が赤ちゃんの頃に 出ていったらしい。

俺に興味がないのはそのせいかな…

学校では、

特別いじめられてるわけでもないし、

でも友達はいない。

何となくだけど、

勇気が出なくて、

親みたいに無視されたら どうしようって、

そう思うと怖くて、

だから話しかける勇気がない。

まぁ基本的に俺はクラスでは 影が薄い方、

でも、

友達は、ほしい…

でも、

怖い。

学校ではこんな感じだ。

…本当に、

つまらない。

家では相変わらずこんな感じ、

あ、でも、

お父さんが有一 話しかけてくる時がある、

それは…

テストの話の時だ。

こうやって、

いつもは無視されるけど、

テストの時はこうやって ネチネチ色々言われる。

俺はちゃんとやってるのに…

家ではいつもこんな感じ、

こんな家だから俺は家は嫌い、

まだ学校の方がマシだ。

さっきも言ったとうり 別にいじめられてるわけでもないし、

ただ1人ってだけだから…

でも、

もうこんなの嫌だ、

終わらせたいと思うくらい

気分転換に散歩に外へ出る、

特に行き先は決めてない。

でも今日は 何となくそんな気分になった。

ここの道は前から知ってはいたけど、

いざ行った事はなかった。

しばらく道を歩いていると、

謎の狭く暗めの通り道を見つけた。

俺はただの好奇心でその道を 通ってみることにした。

その道は夕方なのに 随分薄暗くて狭い道だった、

とても人が通る道とは思えない。

色々思いつつ先に進んでみる。

しばらく進むと…

歌声らしきものが聞こえてきた。

そう思い先に進み続けた、

進めば進むほど 歌声は近くなっていく。

そしてしばらく進むと、

そこには抜け道らしきものがあった、

そしてそこを通ると…

とっても綺麗な、

桜の木があった。

※桜の木だと思ってください。

ちょっとの間桜に見惚れていると、

桜の下に誰かいることに気がついた。

そしてその子との出会いが、

俺の運命を変えた