研磨くんは「こんな時間」と言ったけれど、 実際はまだ六月なので外は明るい。
まあ、研磨くんと一緒に帰れるなら なんでもいいんだけどね。
ミア
ミア
ケンマ
ミア
ミア
地区の名前が出てこなくて、 家があるであろう方向を必死に指さす。
そんな私のおかしな行動に 研磨くんはふっ、と笑った。
ケンマ
ケンマ
ミア
無意識の内にそんな言葉を口走ってしまう。
気づいた頃にはもう遅く。
研磨くんはこちらをジッと見つめていた。
ケンマ
ミア
私の発言について問われるのかと思いきや、 いきなりさっきの話に戻ったので少し戸惑う。
そして、 クロさんと話したことは研磨くんに言えないので しどろもどろになってしまう私は居る。
ミア
ケンマ
ケンマ
ミア
ミア
ケンマ
ケンマ
クロさんと私の話したことが どうしてそんなに気になるのだろう。
ふと、そんな疑問が頭をよぎった。
ミア
ミア
ケンマ
ケンマ
そう言ったあと、 研磨くんはなにか小声で口ごもるが 私の耳には届かなくて。
ケンマ
ミア
ケンマ
ケンマ
ミア
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ミア
研磨くんのいきなりのカミングアウトに 頭がショートしそうだ。
普通に私達両思いなんだよ? 嬉しくないわけないじゃん…!!!
それになんかめっちゃ好かれてるっぽいし。 はーー、なんかやばい。すごい恥ずかしい。
ケンマ
頬を赤く染めた研磨くんにそう問われてしまえば、 私に拒否権なんかなくて。
ミア
目を逸らしながらもそう言うと、 研磨くんは驚いたように目を見開く。
ケンマ
ケンマ
ミア
ケンマ
ミア
嘘じゃないことを 全力で証明するためにあたふたしていると、 近づいてきた研磨くんにぎゅうっと抱きしめられる。
ミア
ケンマ
ミア
ケンマ
ミア
ケンマ
ミア
ま、まさかのちゃん付け…!!!!
研磨くんって、あの。 すごい呼び捨てのイメージが強くて。
勝手に呼び捨てなのかなーって 思っていたらまさかの!
そんなことをグルグルと頭の中で考えて、 キャパオーバー寸前まで来ていると、
研磨くんがコツン、とお互いのおでこをくっつけた。
ケンマ
ケンマ
ミア
ケンマ
ケンマ
ミア
研磨くんってこんなに愛情表現するタイプ じゃないはずだけど…!??!
あと今更だけどここ外!!!
少ないけど、一応人いるからね!?
ミア
ミア
ケンマ
ケンマ
ほんとに死んじゃうーーーーー!!!
拝啓神様。 私の彼氏になった研磨くんは 本当に研磨くんであっていますか。
もし本当に研磨くんだとしたら、 これから私はどうなってしまうのでしょうか。
next ♡ 100
全然まだまだ続きます…!!!(多分)
コメント
3件
ねぇ待って普通に好き