翌日。
ミア
大好きな研磨くんと付き合えたことが嬉しくて、 ソワソワしながら教室に入る。
昨日は夢見心地で梛七ちゃんに 報告できなかったから…、早く伝えたい。
ナナ
ミア
ミア
ナナ
机の上に鞄を放り、 目の前にいる梛七ちゃんにダイブする。
ナナ
ミア
ナナ
こちらを見て ニヤニヤと笑う梛七ちゃんの背中を押しながら、 普段人が少ない東側の階段へ向かう。
ナナ
ミア
ミア
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ミア
ナナ
呆れながらも祝福の言葉をくれる 梛七ちゃんに惚れ直す。
良い友達すぎるよね、ほんと。
ナナ
ミア
ナナ
ミア
ナナ
梛七ちゃんの言う「条件」 というものが分からず首を傾げる。
条件…。 相手が研磨くんならなんでもいいんだけどなぁ。
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ミア
ミア
ナナ
ミア
ミア
朝、梛七ちゃんに言われたことを思い出す。
価値観、って大事。
きっと研磨くんと私はタイプ違うから 合わないことは絶対あるんだよね。
だから梛七ちゃんの言う通り 話し合うってのは結構大事だと思う。
私が付き合ったら研磨くんと どんな風に付き合いたか、ってことだよね。
ミア
社会の先生がひたすら 教科書の内容を説明している声をBGMにして。
研磨くんとどんな風に付き合いたいか、を考えて 頭に浮かんだことを黙々とノートに書き出してみる。
ミア
よく考えてみると、ポンポンと色々出てきて。
結構思っていることが多くて 自分って欲深いんだな、とびっくりする。
気が付けば、授業終わりのチャイムがなって。
凄くその事を考えるのに 集中していたことが分かる。
ミア
研磨くんの考えも聞いてみたいなぁ と綻んでいると、後ろから声をかけられる。
ケンマ
ミア
ミア
ケンマ
ミア
なんというナイスタイミング…!!!
神様に感謝をしながら、 早く下校の時間が来ないかなと 次の授業の準備をした。
next ♡ 100
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