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東京

第7話 - 昔の日本

2021年08月14日

#お金

#階級

#東京

#災害

#恋愛

みーたん

学生は将来の不安から夢も希望もなく勉強に明け暮れる日々、部活動は衰退「受験で負けたら死、生きている意味はない」現実を見てこの言葉を否定できる者はいなかった

結局生き残ったのは東京財政破綻は免れたが地方の財政破綻がきっかけで若者が危機感を覚え東京へ流入しかし職はかなり少なくほんのひと握りが職にありつけた

香苗

自分は2015年生まれだからちょうどおじさんたちが「不景気だなーー」なんてボヤいてた時期。けどそれから5年くらいしてコロナがきてなんとかオリンピックは終わったんだけど京都市の財政が破綻してそれから大変だったみたい

香苗

京都市の財政が破綻してから三年くらいはすごく世の中が荒れてた
今まで普通に生活できてた人が出来なくなって第一次若者流入期の時なんかこれが終わったらどうしようっていって新卒さんが不安で泣きながら面接受けてた
結局不採用で今頃その人どうしてんだろう

香苗

自分の幼稚園でも7割くらいの人が私立学校を受験して自分もその一人だったな
友達なんかもよる11時くらいまで起きて勉強してたよ

香苗

でもでも財政破綻が起こる前はみんなのんびり暮らしていたそうだよ
こんなシビアではなかったって

香苗

みんななんとかなく働いてなんとなく勉強して

香苗

家がなくなる食っていけなくなるなんてみんな思ってなかったらしい

香苗

2005年生まれの兄に聞いた

香苗

小さい頃はスマホがなくてパソコンがあったんだって

香苗

みんな気楽で勉強なんて後回し

香苗

兄が初めて好きになった人はあんまり勉強が得意ではなくて通信制高校に進学したらしい、エリート志向でプライドの高い兄にしては意外すぎてびっくりしちゃった‼️

香苗

私も兄と同じ時期に生まれたかったこんな憎い世の中で生きたくない

香苗

なんとなく勉強してちょっとやんちゃな彼氏を作ってちょっとだけ将来の心配をする

香苗

そんな風に生きて居たかった

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みーたん

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