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ぬゅ汰
稲荷縷霧_☪
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※irxs nmmn 注意 奇病パロ,宝石要素,暴力表現,年齢操作があります (一話での𝖼𝗉は無いです。 二話以降→IV×Ⅵ Ⅱ×Ⅴ Ⅲ×Ⅰ 桃黒 水青 白赤になります。) Ⅰ,Ⅴ,VI(赤,青,黒)→患者 IV,Ⅲ,Ⅱ→医者 Ⅰ→11歳 Ⅴ→14歳 VI→16歳 IV→21歳 Ⅲ→24歳 Ⅱ→24歳 ※一部のメンバーさんの話し方が全く違います →主に黒,青 苦手な方、地雷がある方は自衛をお願い致します ご本人様のお名前,グループ名を出すのはやめてください。 nmmnという言葉を知らない方の閲覧はお控えください。 以上になります
白いカーテン、白い天井、白いベッド
目を覚まして視界に入ったのはその三つ。此処が何処なのか分からない。不安から逃れたくて…辺りを見渡す
Ⅰ
此処に運ばれる前の記憶がない。運ばれる前までは何をしていた、?
Ⅰ
思い出そうと努力はしたが、思い出せそうにない。
Ⅰ
無理に思い出さずにゆっくり思い出そう。そう決めベッドから立ち上がろうとした時、ベッドとの仕切りになっていたカーテンが開いた
ぱっと咲くような快活な笑顔。羽織っている白衣はどこか普通のものとは違っていて、アクセントのように飾られた葡萄色のリボンが、ひときわ目を引いた
Ⅰ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅰ
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咄嗟に振り払った手。傷付いた表情を浮かべる大人に、振り払った手が細かく震えた
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誰でも思いつく質問に何故か大きく瞳を見開かれた。
Ⅲ
Ⅰ
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Ⅰ
診察したであろうカルテのページを捲りながらそう答える
Ⅰ
Ⅰ
その場に勢いよく止まられ、体を先生の背に打ち付ける。
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Ⅰ
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Ⅲ
謝ろうとした時だ。甲高い声と捲し立てて話す声の方に視線が行った
Ⅱ
Ⅴ
Ⅱ
Ⅴ
Ⅴ
怒声と共に涙が頬を伝い、音を立てて零れ落ちる。
Ⅰ
Ⅰ
気になって拾いあげて確認する。触れられる涙は、輝きを放っていてとても綺麗なものだった
Ⅱ
Ⅱ
暴れる子供に呆れながらも、宥めようとする先生と目が合った
Ⅱ
頭から爪先まで孔雀色の瞳は、ぼくの顔や、服装を見て視線を逸らす
ぼくから逸らした視線は先生を見て、「助かったぁ」と言わんばかりの表情で駆け寄る
Ⅱ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅰ
Ⅰ
指を折りながらそう話す先生を慌てて止める。暴力が行われるのを見たくない。頭で考えるより先に行動していた
Ⅲ
Ⅲ
良かったと胸を撫で下ろす。邪魔にならないよう壁にもたれかった
そう安心したのも束の間、先生の腕がぼくの首元に回される
Ⅰ
首を絞められる。抵抗しようかしないか考えている時間が遅かった。
先生は迷うことなく首を締め上げ、ぼくの意識を落とそうとする
Ⅰ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅰ
最初は身を捩ったり、爪を立てたりして拘束を緩めようとした。
でも子供のする抵抗なんて大人からしたら可愛いものだ。首を締める手を緩めずに力を込める
Ⅲ
Ⅰ
Ⅰ
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Ⅲ
Ⅰ
Ⅰ
力なく垂れた足が揺れる。薄れ行く視界の中で、先生が楽しそうな笑みを浮かべていることにぞっとした。
意識を失った患者をベッドに下ろし、細い手首を手錠に繋げる
栄養が滞っていない痩せ細った体。気絶させたことに負担は掛かっていないだろうか
首を絞めた後の呼吸には問題はないのだから、大丈夫だろう。そう判断した上で、薬品を取り出した所で、むくりと起き上がった
Ⅰ
Ⅰ
Ⅲ
Ⅲ
仲が良いか。俺の交友関係は限られている。仲の良い知り合いが居たとしても、相手側に覚えられているかは分からない。
Ⅲ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅲ
Ⅲ
チャラチャラと鎖の音が聞こえる気がする。上体を起こして、すぐに溜め息を漏らす
Ⅴ
俺の担当医である大人が、伏していたからだ。面倒見の良さそうな、お人好しが俺の傍に居る理由は何なのだろうか
Ⅴ
そっと頬に触れてと起きない様子からして、まともに休めていなかったのだろう。深く眠っている先生を起こさないようにそっと毛布を掛けた。
Ⅴ
Ⅴ
テーブルに置いておこうと大切そうに持っているカルテに触れるが、……
Ⅴ
Ⅰ
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Ⅰ
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Ⅰ
少しの沈黙の後、琳月は血色の悪い唇で申し訳なさそうに話し出す。
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
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蒼白い顔色ではあるが、言葉や態度は前よりも落ち着いている
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Ⅲ
言ってすぐに後悔の色を見せた。大きく見開いた菫色の瞳は、気まずそうに視線を逸らす
Ⅲ
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Ⅰ
Ⅰ
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Ⅰ
Ⅰ
患者No.05 依無月いふ 無涙病…喜怒楽のコントロールが上手く出来ない。普段は泣くことが出来ないが怒りすぎたりすると、宝石の涙を流す
無涙病の患者が流す宝石の涙は高く売れる為、誘拐されやすい。幼い頃に両親共にオークションに出され離れ離れに。そこから人間不信になった患者だ
重い荷物を持ち長い廊下を歩く。今日は自分の担当患者である子供と顔を合わせる日だ
IV
IV
頼まれた薬品や書類、道具の入った紙袋を持ち直す。困っている人を見かけたら、手伝いを申し出る自分が嫌になる
IV
IV
辺りを見渡す悪い癖。荷物を持っているのを忘れて歩くから、つまづいて転ぶんだ。
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IV
IV
自分の体よりも持っていた荷物の方に視線を向ける。転んだ拍子に落としてしまった荷物を急いで拾って、頼まれた先生方に荷物を届けないと。
IV
担当患者とは違う病室に足を踏み入れると、先生と子供達が、揉めながらも楽しそうに話していた。
Ⅲ
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Ⅰ
注意をし追える前に患者さんは薬を飲み込んでいた。苦し紛れに漏れる吐息と、顔色の悪さが気になって顔を覗き込んだ
Ⅰ
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Ⅰ
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IV
IV
言いたいことを言い終え、必要な荷物を置いて病室を後にする
Ⅰ
早く行かないと。頭の中は担当患者のことで満たされる。早く会ってどんな子なのかどんな奇病持ちなのか調べて纏めたい
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慌ただしくカーテンを開け、患者と初めて顔を合わせてすぐに息を呑んだ
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IV
VI
眠い目を擦りながらも、僕の話を聞いて頷く様子は他の患者さんと変わりない
何処が他の子と違うのだろうか。それもこの子と接して少しずつ知ることが出来るのだろうか
IV
VI
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IV
VI
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VI
VI
僕の膝を指で差し示して、不思議そうに首を傾げる。小動物を彷彿とさせる行動に心臓が締め付けられる
IV
VI
大人として注意しようか悩んでいる内に、僕が折れた方がいいだろうと…自分の意見を曲げた
IV
VI
瞳を輝かせて悠佑くんは毛布を手に持って、僕の膝に再度寝転がってきた
IV
すやすやと寝息を漏らして、眠る患者は僕の服の裾を掴んで離してくれない
身動きが取れない状態。起こさないように毛布を肩に掛け、瞼を閉じる
護衛のために本来なら起きた方がきっと良いのだろう。でも膝の上で眠る暖かな子供体温に負けて、寝息を立て眠ってしまった
初めて担当医として担当する患者のことをもっと知りたい。勿論、担当外の患者のこともノートに書き留めておきたい
患者No.06 柚月悠佑 奇病→観測不能
患者No.01 琳月、りうら 奇病→??
僕と君の奇病ノートを沢山書き留められるよう、医者として努力していきたい