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※百合
※この物語はフィクションです
たまき
慌てて駆け込んだ校舎内
急いで靴を履き替える
たまき
いつもと違って人気のない学校
私は急ぎながら教室へと続く階段を登ろうとした時だった
たまき
先に誰かがいる
たまき
その人物は振り返ると私を見た
まい
たまき
まいは階段を数段降りると私に話しかけた
まい
まいは揶揄うように笑う
たまき
私はまいの横を通って階段を登る
まいは後ろから私に声をかける
まい
まいは急ぐ様子も見せずゆっくり階段を登っている
たまき
たまき
たまき
自分の教室の階まで来れたここまで来たら大丈夫だろう
私は息を整えると、後ろを振り返ってまいの様子を確認する
まい
少し遅れてまいが階段を登ってくる
たまき
まい
まいはなぜか誇らしげに言う
その様子がなんだか面白かった
たまき
私が笑うとまいは満足そうに笑った
まい
たまき
たまき
確かになつみとまいは似ている
だけど表面上はかなり違う
まいは社交的かつ友好的で楽観的
たまき
ゆの
ゆの
教室の窓から二人の様子を伺う
仲良くしてるみたいだ。笑い合っている様子が見える
ゆの
なつみ
後ろから声が聞こえる
びっくりして振り返るとそこにはなつみちゃんが居た
ゆの
なつみ
そう言ってなつみちゃんは窓から廊下を見るがすぐに目を逸らした
どうやらまいちゃんと目が合ってしまったようだ
なつみ
なつみ
なつみちゃんは顔を顰めながら私に問う
その顔は珍しくて可愛かった
ゆの
なつみ
なつみちゃんは不思議そうに私を見つめる
ゆの
なつみ
なつみちゃんは驚いた顔をして、再度廊下を見る。だけどそこには誰も居なかった
おそらくもう二人とも教室に帰ったのだろう
なつみ
ゆの
なつみ
なつみちゃんは心底不快そうだった
ゆの
なつみ
ゆの
なつみ
ゆの
♡
ゆの
なつみちゃんが私を心配している
ゆの
私がたまきちゃんにまた悪口を言われないように守ろうとしてくれている
ゆの
ほんとは悪口なんて言われていないのに
ゆの
ゆの
そう、なつみちゃんがたまきちゃんを虐めるようになった原因は私だ
私がなつみちゃんに悪口を言われたと泣きついたら、なつみちゃんはたまきちゃんに厳しい言葉を投げつけるようになった
それが次第にエスカレートしていき、虐めとなった
ゆの
ゆの
♡
ゆの
私の本性を
そう、たまきちゃんは賢すぎたのだ
ゆの