テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

司木蕾

ま、待つしかないってことで、俺帰らやん。

優雨

帰ら”やん”⁇

ここらじゃ聞かない方言だね。

望結

どこに住んでるの?

司木蕾

……あーっと、九州。

多克

えw県名じゃないの

え!なんでここなの?普通自分の学校の近くに返されない!?大丈夫?帰れる?

結弦

たしかにアワワ

司木蕾

いや笑大丈夫だよ。

司木蕾

俺の通ってる高校、この県にあるし笑

え!すごいね!もしかして、寮とか?一人暮らし?

司木蕾

一人暮らし。

結弦

この県にあるならよかった。安心した。けど、どうしてあそこに…

百萌

えぇ…

美紀

まあ、これも何かの巡り合わせだよ。きっと必然だったんだ。私たちの出会いは。

多克

へぇ笑美紀さんにしてはいいこと言うじゃん笑笑

美紀

あんたにさん付けされるとか気持ち悪いどうしたわけ。というか、一言余計‼︎

稲垣先生

よければ送っていくけれど?

司木蕾

大丈夫です。一人でも。
また、会いにきますねニコ

みんな(蕾以外)

!!!!ニコうん!

生徒

LINE交換しよーぜ

生徒

どこ高?

生徒

今度みんなで遊ぼうよ。

ワイワイワイワイ

〇〇学校 資料一 ◎このゲームで、この学校の生徒は、手に入れたものの方が多かった。 一人、裏切り者が出た。

△学校 資料ニ ◎このゲームで、クラスの殺した人数の総合が一番多く、裏切りや、同じクラス同士の戦いも多い。

□学校 資料三 ◎このゲームで、———————

■学校 資料四 ◎ーーー

・ ・ ・ ・

・ . . :

Mr.X(司木界都)

いい資料が揃った…

Mr.X(司木界都)

Mr.X(司木界都)

俺も、あの時の人のように、消える……

Mr.X(司木界都)

なんの人生だったんだろ…他の人を、守るためとか言ってたけど……

Mr.X(司木界都)

守る価値、あったっけ苦笑

帆波

ブルブルブル

私は…あのフードの男の子が死んで、敵だらけになった、私含めあと四人になったときから、ずっと、物陰に隠れ、震えていた。

仲間がいた時は、出ていたくせに、本当に、自分が卑怯だと思う。

朔太郎

っうぐっ

うめき声が、聞こえる。 今までのみんなの声とかを頼りに今の状況を整理すると、

千くんは、失格となったらしい… 今戦っているのは、朋子ちゃんと、朔太郎くん…

正直私は、朔太郎くんが勝つと思っていた。 だけど、朋子ちゃんも死にたくないからか、かなりしぶとく粘っていた。

戦いの音が、強くなった。

キン、バンバン、ジャッ、シュ

帆波

(やめてやめてやめてやめて!もうやめて……ポロポロ)

私は耳を両手で塞ぎ、体操座りのような体勢に、ヘタっと座り込んだ。

ただ、祈るしかなかった。

帆波

(……あ、れ……)

音が、何も聞こえなくなった

それに気づいた時、私は別の場所に、また移動していた。

帆波

ここっ!?

そこは高校の倉庫前だった。

侑埜

(中だけど前だと思ってね)

帆波

え……なんで

Mr.X(司木界都)

やぁ、おめでとう。

帆波

!!

Mr.X(司木界都)

君は最後の一人に生き残った。

帆波

え……?

まさか、あの静かになった時は、二人が相殺となり、二人とも消えてしまったから…なの?

帆波

ぁ、ぁ、……

私は恐怖で、弱々しい声を出すことしか出来なかった。

Mr.X(司木界都)

このゲームはね、次の代のものを選ぶためにあるんだ。

帆波

っ!

願い事を叶えるためじゃない…… なら、いったい私たちは……このゲームに参加した人たちは……

なんのために殺し合いをしたの?

Mr.X(司木界都)

でも君には無理そうだね…
このゲームはね、別に最後に生き残ったやつじゃなくてもいいんだよね〜

帆波

………ぇ?

意味がわからない。ならなぜわざわざ一人に絞らせたのだ。勝手に選べばよかったのに…!! ・ ・ でも、私は次代になんてなりたくない。だから好都合だった。

帆波

やっ、……やだ…誰かっ

Mr.X(司木界都)

やっぱり君には無理だ。務まらない。……術を使うかボソ

君は最後の一人に選ばれなかった。途中で失格となった。このゲームの本当の目的も知らない。これがお前の事実だ。いいな?

頭の中で、それが響く。 クラクラしてきた………

帆波

はい………バタッ

帆波は、術のせいで倒れてしまった。あと数分後には起きるだろう。

Mr.X(司木界都)

……よし

Mr.X、改め、司木界都

彼の姿は倉庫前から消えていた。

この学校では、日常に戻りつつあった。波留とクラスメイトの仲も、ほんの少しずつではあるが、修復に向かっている。

美紀

なかなか、ニュースでないなぁ

結弦

そろそろあってもいいのに

多克

おかしいなぁ……

ピロンッ♪

ピロンッ♪ピロンッ♪ ピロンッ♪

立て続けにみんなの携帯がなった。

望結

お!!

司木蕾

ちょっといいか

望結

どしたー?

多克

なんかあった?

司木蕾

みんなも不思議に思ってると思うが、あの後からニュースに何も流れない。

美紀

あ、それさっきも話してたんだ!

稲垣先生

遅いですよね…

司木蕾

それで…新情報。

優雨

え!

何かわかったの!?

司木蕾

あのゲーム、次代は最後に生き残った人じゃなくてもいいらしい。

多克

はぁ!?

百萌

他の人たちが戦ってた意味

波留

えと……それは、現在の代の人が決めるってことですか?

司木蕾

ああ、生き残った一人が、ふさわしくない、任務が務まらないと判断した時に。

隠れ続けて生き残ったやつの時とかかな。

多克

あーたしかにそういう場合もあるのか

司木蕾

かもな

戦わずに生き残った人、任務を怖がって…とかかぁ……

司木蕾

で、その場合一旦みんな返されるんだ。

望結

え!

結弦

そうなんだ。

美紀

なるほどなぁ

優雨

じゃ、今その状態で、誰も行方不明者が出てないからニュースにならないの?

司木蕾

そういうこと

稲垣先生

よくそんな情報集められますね…ほんとすごい。

司木蕾

まぁ…頑張ってるんで。
うちの家系で消えた人の持ってたものとか日記とかに何かないか探って、それで見つけたんです。

美紀

ありがとうそんなに頑張ってくれて!

なんか申し訳なくなるな…

俺たちだけ何もしてねぇww

稲垣先生

そろそろ次の授業の準備してね。
うちは一応携帯容認してるけど、その携帯のせいで遅れたりしたら、校則厳しくなるよ!

百萌

うわぁ

じゃね!蕾くんありがとう!

望結

バイバイ

じゃ

優雨

蕾くんも授業ガンバー

司木蕾

ん、じゃな

コンコン

ママ

帆波ー?ご飯はー?

帆波

………いら、ない……

ママ

でも、少しでも食べないと

帆波

いらないったら!

ママ

っ、ダメよ!倒れる!
部屋の前に置いとくから、しっかり食べてね!

カチャ タッタッタッ

食器を床に置く音が聞こえる。 階段を降りる音が遠ざかっていく。

私はベットの上。 布団を体に巻き、震えていた。

帆波

いやぁ…人殺し…私っ
ゲームっ、あ、あぁ…

学校に行くと、教室に入ると、他のみんなを見ると、あの恐怖が、トラウマが、一気に押し寄せてくる

私は……学校に行けずにいた。 部屋に閉じこもるようになっていた。不登校に、引きこもりに……

あのゲームのせいで

私の生活は狂った もう終わりだ…

コロシ愛ゲーム(完結済み)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚