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菊池来未

本当に飲み会出てきちゃってよかったんですか?

白石麗央

まあ、先輩と一緒なら

やっぱり彼の言葉の破壊力は偉大だ。 私は彼の言葉ひとつで私の心は揺らいでしまう。

菊池来未

菊池来未

あ、あれって同僚の松本さんじゃないですか…?

白石麗央

あ、

そう呟くと彼は私の手を引っ張って走り出した。

気分はまるで駆け落ち。

菊池来未

いきなりどうしたんですか!?

白石麗央

うち、一応社内恋愛禁止ですよ

そうやって笑う顔をみていると、なんか全てどうでも良くなって、彼について行きたくなる。

菊池来未

(あれ?今社内恋愛って言った…?)

白石麗央

先輩転ばないでくださいよ笑

菊池来未

転ばないですよ!笑

え?私達は今どこに向かって走ってるかって?

彼の家

菊池来未

お邪魔しま〜す…

白石麗央

コートそこら辺に置いておいて大丈夫ですよ

菊池来未

うん…

彼の家に来てしまった。想像以上に質素な部屋で、ベットのそばにギターが置かれていた。

菊池来未

…ギター

白石麗央

先輩ギターとか弾けるんですか?

スーツのジャケットを脱いでネクタイを緩めた彼が立っていた

菊池来未

あっ、勝手にごめん

白石麗央

大丈夫ですよ

菊池来未

弾けはしないけど、弾いてみたい…かも…

白石麗央

教えましょうか?

菊池来未

じゃあ…

白石麗央

なら、一回ベットに座ってください

菊池来未

う、うん…

言われた通りベットに座る。するとさっきよりずっと近くに、私の鼓動が伝わってしまうほどの距離に彼は座った

白石麗央

こことここ、指で押さえてください

菊池来未

…うん

彼の吐息を感じる。とてもギターを覚えられる状況じゃなかった。

白石麗央

これがCコードです

菊池来未

うん…

頭がうまく回らない

白石麗央

じゃあ次、こことここを…

菊池来未

あ、うん…

白石麗央

白石麗央

先輩

菊池来未

菊池来未

…なに?

白石麗央

2人で会う時は敬語やめにしませんか?

菊池来未

なんで…?

白石麗央

先輩みたいに感じるから

菊池来未

先輩みたいって…

菊池来未

私はあなたの先輩ですよ

白石麗央

でもプライベートはそうとは限らないでしょ?

菊池来未

どうかな

妙な予感がする。

白石麗央

敬語なしがダメなら

白石麗央

これは?

菊池来未

っ…!///

菊池来未

顔…近いって…

白石麗央

もっと近くする…?笑

だめって言え自分。彼の笑顔に負けるな。

菊池来未

菊池来未

白石くんの好きにしたら…

やっちゃった

白石麗央

いいんですか

菊池来未

(あ…)

私の唇に彼の優しくてムカつくほど柔らかい唇が重なった。ずっとドキドキしてる心臓は正直すぎて。まあでも、別に

嫌いじゃない…かも

私の泥を落として

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