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枝から葉がひとひら落ちる 寒風が窓を叩くと木々がざわめいた 稲葉江は窓の外を睨む
稲葉江
目を閉じる 瞼の裏に映るのは崩れた家屋 吹雪に晒された床に新雪が積もる その真雪を揺らす紅 中央に倒れているのは──
稲葉江
稲葉江
稲葉江は静かに踵を返す 部屋の戸を開ける 愛しき伴侶の元へと足を進めた
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
こんのすけ
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
審神者
審神者
審神者
こんのすけ
審神者
執務室の戸が開き 稲葉江が部屋に入ってきた
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
乱藤四郎
こんのすけ
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
審神者
審神者はそう言うと腹部に手を当てる
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
審神者
審神者
稲葉江
稲葉江
稲葉江の過剰な反応に 場の空気が凍る
稲葉江
審神者
審神者
審神者
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
静かに席を外す乱藤四郎の 背を見送ると、審神者は稲葉江の傍に歩み寄る
審神者
稲葉江
審神者
そう言うと 審神者は稲葉江の手を取り きゅ、と小指を結ぶ
審神者
稲葉江
稲葉江は静かに顔を上げ、愛しき伴侶に微笑む と同時に、背後の窓が視界に入る 窓の外に、はらりと雪が舞う
稲葉江
途端に本丸の警鐘が鳴る 廊下から慌ただしい足音 口々に、男士達が叫ぶ 敵襲、と
稲葉江
審神者
こんのすけ
こんのすけは首輪の鈴から ホログラムを映し、本丸の外の様子を視察する 執務室の戸が開く
乱藤四郎
審神者
こんのすけ
こんのすけ
審神者
乱藤四郎
審神者
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
審神者を横抱きにする 彼の銀色の瞳が鋭く光を放つ 必ず護る その誓いを胸に 稲葉江は本丸の中を駆けた