きっかけは些細な事だった。
ー数ヶ月前ー
みなみ
終わった〜!
りな
今日中に良かったね!
みなみ
うん!くるみさんに渡して来るね!
りな
はーい
みなみ
くるみさん!頼まれていたもの、出来ました。
くるみ
ご苦労さま、みなみ。
みなみ
ありがとうございます。くるみさん。失礼致します。
そう言って部屋を出ていこうとした時、くるみさんのカップに指が当たりカシャ…と割れてしまった。
みなみ
あ…
かえで
あら、くるみ様の大切なティーカップが…
れいな
それ、パリから取り寄せた特注品なのですのよ。
みなみ
も、申し訳ありません!
弁償は致します!なので…
弁償は致します!なので…
くるみ
もういいわ。
みなみ
……っ
くるみ
その代わり、明日から貴方が生贄よ…
みなみ
そんな…
みなみ
そ、それだけは…!
くるみ
出ていきなさい。
みなみ
……っ!
みなみ
し、失礼…致します。
ティーカップを割ってしまった私はくるみさん達の生贄になった。
生贄…魔女狩りとも言われ、私達の通うアデリア女子高等学校2年A組では珍しくない光景だ。
そして私は今日も生贄として死にながら生きる。
好評だったら続きかきます♥
読んでくれて ありがとうございました!!!