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ある青年がいた。
少年は、極度の心配性だった。
家を出た瞬間に
青年
2、3歩歩いたら
青年
駅まで来たら
青年
会社に着いたら、上司に怒られないか心配で…
お昼休みの時は、将来が心配になり…
そんなこんなで、青年は生きるのが嫌になってきた。
青年
こう思うことが多くなってきた
たが、死ぬのも心配だった。
命を絶つのは容易だか、他人に迷惑をかけるのが心配だった。
首吊り、飛び降り、服毒、一酸化炭素中毒……
どれも、片付ける人に対して迷惑がかかる…
当たり屋、自分への暗殺依頼
どちらも、相手が殺人者となってしまう…
その他にも、切腹、爆発、餓死、食中毒、などなど
どれもこれも心配心配
思い詰めた青年は、願いが叶うと有名な神社に来た。
青年
青年
青年は、お賽銭に千円も出した。
そして、30分ほど手を合わせていた。
その時、突然風が吹き
目の前に、いかにも仙人らしい老人が立っていた
仙人
仙人
仙人
仙人は、青年の額に手をかざした
すると、青年の額から白い糸が出てきて
それと同時に、青年の心には自信が満ち溢れてきた。
いつの間にか、仙人は消えていた
青年は、自信に満ち溢れていた。
今なら、なんでもできる気がした。
青年
青年
青年
青年
青年
青年
青年は、興奮のあまり神社の前の大通りに出た。
1度、道路の真ん中で叫びたくなった。
左右確認もせずに、道路に飛び出した。
キッキッー
ドンッ
辺りが、血の海になり
周りの人が叫び
車の運転手が泣いていた。
青年が最後に見た光景だった。
ただ、その中で青年だけが笑っていた…