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招かれざる客

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招かれざる客

1 - 招かれざる客

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2023年05月07日

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ジョゼフ

そう言えば聞いたかい?

ジョゼフ

新しいサバイバーが増えたらしいよ。

マリー

へぇー、どんな子かしら。

ジョゼフ

確か…骨董商って聞いたね。

マリー

性別はどっちなの?女性かしら?

ジョゼフ

うん、女性のようだ。

リッパー

ふむ…、どういった能力を使うのでしょうか。

ジョゼフ

それがこの彼女…。

ジョゼフ

ハンターをスタンさせるタイプのサバイバーみたいだよ…。(顔を青ざめ)

リッパー

えぇ…、それは厄介ですね。

マリー

嘘でしょ?スタンキャラは他にもいるじゃない。

マリー

また増えたら対処に困るわね…。

ジョゼフ

恐ろしいのはここからだよ…。

ジョゼフ

サバイバーの中でもスタンさせる回数が多いとも聞いた。

ジョゼフ

…本当かわからないけど。

リッパー

…私たち、一応ハンターですよね?

リッパー

陣営を間違えて聞いたのではないですか、ジョゼフさん。

ジョゼフ

私も間違いだと信じていたいよ…。

コンコンコン(ノック音が鳴り)

マリー

あら、誰かしら?律儀にノックするなんて……。

マリー

入って来てもいいわよー。(扉に向かって叫び)

???

お邪魔します…。(部屋の扉を開けて)

マリー

まぁ、見ない顔ね。新入りかしら?

???

はい、今日からお世話になります。(一礼して)

ジョゼフ

ん?新入りが来るとは聞いていないけど…。

リッパー

おやおや、これは綺麗な方だ。(ゆっくりと近付いて)

リッパー

私はリッパーと申します。

リッパー

同じ仲間として歓迎致しますよ。(笑顔でそう言い)

???

えっと…、はい。よろしくお願いします。

マリー

私はマリーよ。

マリー

にしても、少し身長が低くないかしら?

ジョゼフ

うーん、確かに。

ジョゼフ

あっ、私はジョゼフだよ。

リッパー

ふふ、そんな事は関係ありませんよ。

リッパー

現に私より、身長が低い方なんているじゃないですか。

ジョゼフ

それは私たちの事かな…?(にこりと微笑み)

マリー

ちょっと、ジョゼフ?

マリー

私はこのままの身長が好きだから、勝手に入れないで頂戴。

???

あの…?

マリー

!あら、ごめんなさい。

ジョゼフ

すまない、少々取り乱したね。

???

いえ、大丈夫です。

???

それより部屋を案内してもらえませんか?

リッパー

でしたら、私が案内しましょう。

リッパー

ちょうど、貴女にも聞きたい事がありますし。

マリー

何よ、リッパー?私たちにも聞かせなさい。

リッパー

えぇ、いいですよ。

???

…聞きたい事ですか?

リッパー

はい、そう言えば貴女の武器は何ですか?

リッパー

見たところ、武器を持っているようには見えませんが…。

リッパー

強いて言うなら、その手に持っている…。

リッパー

……竹の棒?ですかね。

???

これ、ですか…?

???

これは蕭(しょう)と言って、私の母国の楽器なのです。

???

簡単に言うと、縦笛ですよ。

リッパー

ふむ、音楽関係の方でしょうか…?

ジョゼフ

あれ、もしかしてこの彼女…。

リッパー

あぁ、勿論。

リッパー

私とも仲良くして下さると嬉しいですねぇ。(距離を詰めて)

???

……!

???

このケダモノ!!(持っていた蕭でスタンさせて)

リッパー

!?んん、これは……!?(急にスタンが入り驚いて)

ジョゼフ

今のはスタンか…!?

マリー

リッパーったら、急に腕を押さえてどうしたの?

マリー

ハンター同士の攻撃は傷付かないはずよ?

ジョゼフ

いや、違うみたいだね。

ジョゼフ

どうやらこの彼女、さっき話していた…。

ジョゼフ

新しいサバイバーみたいだね。

マリー

な、何ですって!?

骨董商

なるほど…、どうやら私は。

骨董商

敵の根城に来てしまったという事ですか。

骨董商

すると、

骨董商

あなた達もこのケダモノの仲間ですか?(リッパーを指して)

ジョゼフ

そうだが、私は断じてケダモノではないからね。

マリー

それはどうかしら、貴方もあんな風に口説くんじゃない?

ジョゼフ

んぐ……!

ジョゼフ

そ、それより…。

ジョゼフ

確か君は骨董商、だったね。

ジョゼフ

取り敢えず、武器はしまってくれるかい?

ジョゼフ

私達は今試合中ではないからね。

骨董商

…残念ですが、それは信じられません。

ジョゼフ

もし今、君が暴れても。

ジョゼフ

ここはハンターの館だから、すぐ全員駆けつけてくると思うよ?

骨董商

…っ!それは…。

マリー

多分、ここの3人でも貴女をすぐ捕まえれるわよ。

ジョゼフ

じゃなきゃ、私達はハンターの威厳を失うな(ボソッ)

マリー

いいから、大人しくしなさい。

マリー

無駄な争いは両者とも不都合でしょう?

骨董商

くっ…。

骨董商

わかり、ました…。(蕭を下ろして)

マリー

あら、意外と素直じゃない。

マリー

物分りが早くて助かるわ。

ジョゼフ

通じてくれて良かったよ…。

ジョゼフ

そう言えば、リッパーはいつまでスタンしているんだい?

リッパー

…あいたた。

リッパー

今さっき、スタンの効果が切れたばかりですよ。

リッパー

いや〜、

リッパー

スタン中って何も出来ないんですねぇ。

リッパー

これは恐れ入りました。

リッパー

彼女は、強いサバイバーですね。

骨董商

先程は失礼しました、ケダモノさん。

リッパー

いえ、少々驚いただけですから大丈夫ですよ。

リッパー

それと私の名はリッパーですからね?

骨董商

…あっ、すみません。リッパーさん。

マリー

ふふ、そっちの方がお似合いね。(口元に手を当てて笑い)

リッパー

マリーさんもですか、困りましたねぇ…。(苦笑)

ジョゼフ

しかし、彼女をどう返してあげるんだい?

リッパー

えっ、そんなの荘園パワーで何とかならないのですか?

骨董商

グゥ‥(急にお腹が鳴り)

骨董商

!あっ、すみません…。(恥ずかしそうに言い)

ジョゼフ

いや、大丈夫だよ。

ジョゼフ

お腹が空いたのかな?

リッパー

えぇ、恥ずかしがっている姿も可愛いですよ。

マリー

リッパーは置いといてっと…。

マリー

お腹が空いているのならそうね、

マリー

これでも食べなさい。(テーブルに置いてあったマドレーヌを取って)

骨董商

骨董商

私は敵なのに、いいのですか…?

マリー

それは私が作った自信作よ。

マリー

率直に味の感想を聞きたいわ。(微笑み)

骨董商

…で、では。頂きますね。(1口食べて)

骨董商

!…お、美味しいです。

骨董商

外国のお菓子はあまり食べた事がないのですが。

骨董商

中がふわふわしていてその…、美味しいです。(もう一口食べ)

マリー

ふふ、焼きたてだから当然よ?

マリー

だって、美智子に教えてもらいながら作ったのだから。

マリー

美味しくないと困るわ。(笑みを浮かべ)

骨董商

マリーさんは料理が上手なんですね。

骨董商

それに敵の私にも優しいですし。

マリー

ふふ、勘違いしないで。

マリー

試合中だと私、全然優しくないわよ?

骨董商

それでもですよ。

骨董商

それに、試合中は手加減されるより…。

骨董商

本気で戦ってくれる方が、私も成長出来ますからね。

マリー

あら、言うじゃない?ふふ。

ジョゼフ

……。

ジョゼフ

何だか女性陣だけだと盛り上がってるね。

リッパー

まぁ、いいんじゃないですか?

リッパー

彼女達、楽しそうですし。

ジョゼフ

それもそうだね。

マリー

そう言えば、貴女。

マリー

もうお昼は過ぎたけど、

マリー

昼食は食べてないの?

骨董商

はい、実は今朝から食べていなくて…。

ジョゼフ

な、何をしていたんだい?

骨董商

今朝は少し激しい運動をしていて…。

骨董商

気が付いたら、午後になっていましたね。

骨董商

だから、荘園に到着するのが遅くなったのです。

リッパー

ふむ。

リッパー

少し、激しい運動ですか…。

ジョゼフ

…もう、誰も突っ込まないよ。

マリー

だったら、まだお腹は空いているかしら?

マリー

遠慮しなくてもまだお菓子はあるわよ。

骨董商

いえ、お気持ちだけ受け取っておきます。

骨董商

そろそろ行かないと…。

マリー

あら、そうだったわね。

マリー

道はわかるの?

骨董商

はい。

骨董商

取り敢えず、道沿いに歩けば着くと思うので大丈夫です!

ジョゼフ

し、心配だな…。

リッパー

そうですね、女性1人だと心細いでしょう。

リッパー

骨董商さんが良ければ、私がサバイバーの館まで案内しますよ?

リッパー

あぁ、勿論。

リッパー

さっきみたいな変な事はしませんから。(笑顔で言い)

マリー

いえ、私が案内してあげるわ。

マリー

久しぶりに気に入ったサバイバーだもの。

マリー

貴女もそれでいいわよね?

骨董商

えっ、道案内までしてくれるのですか?

骨董商

それは申し訳ないような…。

マリー

…あぁ、もう。うるさいわね。

マリー

女王の命令よ、ほら着いてきなさい。(そう言うと部屋を出て行き)

骨董商

あっ…!

骨董商

マリーさん待って下さい!(後を追いかけて)

ジョゼフ

2人とも気を付けるんだよー?(見送りながら)

リッパー

また、試合で会いましょうね。骨董商さん。

リッパー

……。

リッパー

行ったみたいですね。

ジョゼフ

そうだね。

ジョゼフ

しかし、リッパー。

ジョゼフ

君は彼女に振られたようだな。(クスクスと笑い)

リッパー

はて…、そんな事ありましたっけ?

ジョゼフ

いや、さっき言ってただろう?

リッパー

あぁ、あれはマリーさんに譲ったのですよ。

リッパー

ほら、私は紳士なので。

リッパー

レディーファーストですよ。(微笑みながら)

ジョゼフ

ふん…、本当にそうだったのやら。(呆れて)

終わり

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