イキタイ

数億年前。

神が存在してたらしい。

その神は人々に、 その人の得意分野に合わせ、能力を与えた。

だが、所詮は人間。

能力に適応できた者は3人しかいなかった。

そしてその3人は、神の子として崇められた。

その3人は、それぞれ子孫を作り、

自身の能力を後世に残し、

この世を去った。

今ではその能力は、“サイト”と呼ばれ、

人々に馴染んできていた。

そして、沢山のサイトが生まれ、 世界総人口の約五割が、サイトを持って生まれる。

だが、それは建前であり、実際は、 全員がサイトを持って生まれて来ている。

ただ一つ違うのは、サイトに適応できるかどうか。

できなかった者は、ノーサイトと呼ばれ、 一般人として生活している。

そして、適応できた者は…

隔離され、人間兵器として一生を終える。