朝起きてまず初めにスマホを確認する
それからイヤホンをつけて彼が仕事に行くまでを見守る
今日はコーヒーなのね
砂糖を入れてる姿は可愛いわ
1粒少ないんじゃないの?
うっ…
ほら
まだ苦かったでしょ貴方には
もう会社へ行くの?
ちょっと早めね…どうしたのかしら
私も準備をして彼より早くに会社へつかないと
澪
樹先輩
澪
いつも早いですねwおはようございます
樹
ええ、おはよう
樹
いつもより来るのが早かったわね?
澪
あー、ちょっと呼び出しくらっていて…
ふーん、
呼び出しくらいでそんなに赤くなるのかしら
樹
もしかして女の子から?w
澪
べっ別にそのー
澪
…そうですw
樹
やっぱりw
樹
隠すの下手ねw
澪
よく言われますw
貴方のことは貴方以上に知っているのだから
「よく言われます」
って言葉で済まさないで欲しい
樹
いい結果だったら言ってね
澪
あっはいっ!
口元が緩みきってるわね
少しふわついてるし
ふふっ可愛い
もし貴方が誰かとお付き合いする
そんな日が来たら私の知らない1面もまた見れるようになるのね
楽しみだわ
戻ってくるの少し遅かったんじゃないの?
澪
先輩!!
澪
ボソッ)僕彼女出来ましたよ!!
耳元で囁くのは少し反則だったんじゃないかしら
でも、嬉しわ
樹
よかったわね!
樹
おめでとうーw
澪
はいっ!ありがとうございます!
樹
幸せになるんだよ
澪
はいっ!w
家に帰り
イヤホンをはめ
スマホを触る
彼の幸せそうな電話の声がして
これからが楽しみになった
机には向日葵が置いてある
私は貴方だけを見つめているから
どうかこの熱を冷めさせないでちょうだいね