仲間がいるって最高だな

18話 病院生活終了…？

入院最終日

翔太side

今日で病院生活も終わりだ

でも…

実はさっき知ってしまった

回想

1時間前

俺はみんなが来るのを楽しみにしていたんだ

そんな時…

突然涼太から連絡がきた

とまあ、こんな事があったんだ

そんな時

コンコン

誰か来た…？

まさか、？いやそんな事はないと思うけど…

ガラガラ

ドアが開き、そこに居たのは

成瀬だった

元はと言えば、お前のせいじゃん

と言って成瀬が取り出したのは

スタ、スタ…

すぐ終わるから笑

このままじゃやばい…

いきなり腕掴んできたし…！

絶対に刺されるな

脳が、そう判断してる

ガリッ

バシッ！

でも、いくら手を振り払ったって、状況は全く変わんない

やばっ、口塞がれた…

グサッ

そう思った瞬間

お腹に激痛が走った

咄嗟に身をかがめたが、もう遅い

バシンッ！

ドンッ！！

….ベットから落ちた、みたい

う…目眩すごっ

視界歪みすぎて目開けらんない…

そんな中、俺の耳だけを頼りにして聞こえたものは

「じゃ、またいつか会えたらいいね」と言う成瀬の声と

その後に鳴ったドアの閉まる音だけだった

誰かに…連絡

迷惑だったら…ごめん

でも、俺の命がかかってるんだ

ようやく…ベットにあるスマホをとる事ができた

目も…霞んでてよく見えないし

手も痺れてて…上手く動かせない

やっとアプリを開けた…

….誰かなんてわかんないし、1番上の人に送ればいいや…

勘を頼りに「たすけて」と送った

誰に送ったのかも、しっかりと遅れたのかもわかんない…けど

？？side

俺は仕事が終わったから

テレビを見てくつろいでいた

ここまでで俺が誰なのか、わかった人もいると思う笑

そしたら…

一瞬、脳内が混乱した

翔太から急に送られてきた「たすけて」という文字

何も無いのにこんな事を送ってくるような性格じゃない

既読すらつかない

これ、ほんとにやばいんじゃ…？

俺は必要なものだけ持って、急いで病院に向かった

今は疲れなんて関係なかった

はやく翔太に会いたかった

数分後

病院に着いた…けど

本当は入っちゃいけない日だから、どうしようかな…

そりゃ聞かれるよね…

よかった…

ダッダッダッ

この扉の先に翔太がいる

頼むから無事でいてほしい

ゆっくり深呼吸をする

入るんだ

ガラガラ

そこには

血まみれで倒れている翔太がいた…