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有瑠がこの世から消えて

2週間が経った

時が経ては経つほど悲しみに暮れる

玲緒  レオ

……………

部屋は静まり返り

この部屋にいると

有瑠のことを思い出して

毎回胸が締め付けられた

有瑠  アル

ねぇ、玲緒?今日!満月だよ!

玲緒  レオ

うん、だからなに?

玲緒  レオ

月を見たいから来たの?

有瑠  アル

違う〜!

有瑠  アル

月もだけど、私は流れ星が見たいだけ

玲緒  レオ

こんな都会じゃ見れないよ

有瑠  アル

そんな冷たいこと言わないでよ

玲緒  レオ

でも、流石にこの辺明るいし、

有瑠  アル

じゃあ、玲緒は連れてってくれる?

有瑠  アル

暗くて、流れ星が見れそうなとこ!

玲緒  レオ

………できたらな

有瑠  アル

やった〜!

玲緒  レオ

流れ星見て、何願うんだ?

有瑠  アル

そんなの言えないよ

有瑠  アル

玲緒には!絶対に!

玲緒  レオ

………あっそ…

未だにあの会話が頭に残っている

玲緒  レオ

…有瑠は何を願ったんだ…………?

いくら考えてもきっとわからない

だって有瑠は俺にだけは教えない

って言っていた、きっと知ることはない

そう思っていたら

知ることができなくなってしまった

玲緒  レオ

……知りたかったな…………

明日、僕らは星になっているだろう

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