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先生
鉛筆が紙の上を撫でる音しか聞こえない部屋で
俺(達)は
補習を受けた
先生
俺はドキドキしていた
皆とは違う理由で
先生
赤ペンが紙の上で弧を描く
先生
周りは渡された紙を見てガッツポーズをしている
満点か合格範囲だったのだろう
俺も満点だった
だからなのだ、満点であることは問題はない
でも、怖い だから、怖い
先生
湊太
先生の俺を呼ぶ声
またか?
また、「言われる」のか?
…嫌だ
嫌だ
嫌だ!!
先生
湊太
湊太
湊太
先生
湊太
湊太
先生
湊太
先生
湊太
湊太
先生
湊太
先生に渡された入部届けに自分の名前と部の名前を記入する
湊太
こんなことを考える
湊太
自嘲しながら記入する
_____
??
帰っていく集団の中で一人湊太を見つめている人がいる
湊太は気づいていない
後で知らされることとなるのは__